「脳死は人の死」成立

昨日の朝日・朝刊1面トップはまたまた衆院解散の記事でした。
でもその隣に、
今日のタイトルが見出しになっています。
その隣に書かれている見出しです。

移植法改正 参院も可決

この件、タイトルは統一されていませんが最近書いています。
2009-06-20やればできる! - なんやかんや
この時は党議拘束の件で書いています。
今回も共産党以外党議拘束無かったです。
2009-06-28 1% - なんやかんや
この時は、脳死の件で書きました。


今回参院では、
修正A案否決の後、A案で可決されています。
衆院解散前に参院でも命にかかわる大切な問題をよく審議せずに可決してしまった感じはします。
移植法改正、内容の検討はまだ必要だとは思いますが、可決された事は、この法案によって救われる命があることを考えると良かったと思います。
昨日の朝刊手元の新聞では、社説・6・7・38面とかなり紙面を割いています。
38面の記事は、移植法成立によって賛否分かれる家族の思いが並べて書かれていました。
賛成するご家族の見出しは、

息子の死、意味があった

子供に対する臓器移植が今までの法律では出来なかったため、今回の法律の成立に尽力したご夫妻の記事です。


反対と言うほど強い意思表示ではないのですが、法案の成立に複雑な心境のご家族の見出しは、

娘への死亡宣告のよう

となっていて、生後2ヶ月から「脳死に近い状態」にある、07年5月に生まれたお子さんのことと、そのご両親の思いが書かれていました。


私、立場が違うのに、並べて書かれたどちらの記事に対しても共感してしまいました。
臓器移植法の改正案、衆参で可決しましたが、それにかかわるご本人やご家族の気持ちをよく考慮して運用していく必要性を感じています。