裁判員裁判スタート(その2)

いよいよ、今日判決が出ますね。
予想通り、最初の裁判員裁判から、死刑の判決を出さなければならないようなことはなさそうです。
検察側の求刑は「懲役16年」となっています。
被害者側の弁護人は、もっと重い刑(そうはいっても、死刑とか無期懲役をではないです)を望んでいました。
被告側の弁護人は、「求刑は重すぎる」と反論しています。
昨日体調不良の裁判員さんがいて、予備の裁判員さんと1名交代しました。
交代した方男性だったので、男女の構成が「2:4」になりましたね。


裁判員からの「質問が無い」って報道され続けていましたが、
昨日の午後、全員が質問したようでよかったです。
質問しろ、しろ、って報道関係が煽っているようで気になりました。
一昨日のコメント欄にも書いたように、
最後に質問された裁判員の方、
「何か質問しなきゃ、私以外みんなしている」
ってどきどきだったのでしょうか?
ただでさえ、殺人現場の画像見せられたりして、精神的な負担が大きいのに、
裁判員になった方の、負担の大きさを考えてしまいます。
終了時にご自身で納得できる判決が、最終的な求刑になると良いですね。


今回の裁判、司法関係者でも、今までの裁判よりオープンで判りやすいものだったようです。
今までが、どうだったか?
判りませんが、私も関心をもって裁判の様子を見ることが出来たのはよかったです。
今日は、午後から判決が出ます。
また夜にでも、続き書きます。


#後述
そんなに遅くならないと思っていたのですが、日付が変わってしましました。
裁判員制度最初は、検察の求刑16年より1年短い15年という結果でした。
裁判員制度導入前より、求刑に対して結果としては長めの判断になっているらしいです。
裁判員に選ばれた方たちの記者会見もありました。
私が、TVで見た男性の方が話していたように、
今回の事件は、被告が犯行を認めていて、
無罪か有罪かの判断がなかったこと。
さらに死刑になるかならないかという、命についての考察をしなくて済んだ事。
まだ、精神的な負担になる部分少なくて済んだと言えるのでしょうね。
でも、将来的には、被告が無罪を主張してるのに、
検察が死刑を求刑する裁判もあるわけです。
そういう精神的負担の大きい裁判を担当した時、
裁判員さんたち裁判終了後も、普通の社会生活にすぐ戻れるのか?
心配ですね。