八ツ場

supiritasu2009-09-21

今日の写真、ご存知ペンギンです。
このペンギン、屋外で常温の中で暮らしていました。
ペンギン見たら
「ペンギンもアザラシもウイルスもいない」
そう「南極料理人」思い出しました。
ペンギン寒いところより、種類にもよるのでしょうが、意外と日本の夏でも平気だったりするのでしょうね。


本題です。
民主党、マニュフェストでの公約次々と実践しようとしています。
選挙対策として書いた部分あると思います。
民主は良かれと思って書いたことでも、実際国民の支持がそんなにない政策もあると思います。
でも、基本に返ろうとしているのだと思います。
例えば、ガソリンの暫定税率ですが、以前書いたように。
2007-11-16ガソリン代は下がるはず。 だったけど。 - なんやかんや

1970年代のオイルショックを機に、暫定措置として「租税特別措置法」が成立、租税特別措置法第八十九条第2項により、 揮発油1キロリットルにつき、揮発油税が48600円となった。この項目は、30年間以上延長されており、2008年3月31日をもって失効する。

これウィキペディアから引用してました。
こんなに長い間税金をかけ続ける予定ではなかったものです。

高速道路の無料化についても、
高速道路は、採算取れたら無料化するという原則があって、それを守らずに無駄な道路を作っていった前政権。
そんな感じしませんか。
国民も、モチロン私も、それになれてしまって「まあ良いか」そんな気になっています。


マニュフェストに書いたこと、政権取ってから、キッチリと国民の声を聞いて、
国民が望んでいない政策は、きちんと説明をした上で実行を中止しても良いと思います。


なんでこんな事書いているかといいますと、八ツ場の問題です。
これ、「行くも地獄、戻るも地獄」みたいな感じになっていますね。
これも前の政権のツケですね。
私自身は、あまり関係がないので「中止してもいいし、やってもいいし、どうでもいいや」
そんな無責任な感覚です。
でも、実際立ち退いている方たちや、このダムの完成を生活の糧にしようとしている方たちにとって中止は辛いでしょうね。
だったら、マニュフェストには中止書いてもそれに反して建設続行もありかな?
そんな気もしていました。
ただ、民主新政権が、そうしたズルズルをキッパリ経って、
新しい政治運営をしていく。
確かにここでの建設中止は今までにかかった税金が無駄になる部分も出てきますね。
それでも、やる!
それならそれで良いかも。
そう思っていました。
前原さんやる気ですね。
昨日の朝日・朝刊1面トップこの記事でした。
asahi.comより引用します。
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200909190333.html?ref=any
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200909190333.html?ref=any

八ツ場ダム、自治体負担金を返還へ 前原国交相が表明2009年9月20日3時1分


 前原誠司国土交通相が中止を表明した八ツ場(やんば)ダム(群馬県)で1都5県がこれまでに負担した計約1985億円について、前原国交相は19日、利水分の1460億円については特定多目的ダム法に沿って全額返還し、返還規定のない治水分の525億円についても返還を検討していく方針を明らかにした。

 政権発足前に民主党内には自治体への返還を先送りする方策として、「中止」ではなく「凍結」を主張する意見もあったが、事業費の返還を検討することで、中止への姿勢を明確に示したことになる。

 19日夜のNHKの番組や番組終了後の取材に答えた。総事業費4600億円の国の直轄ダムだが、流域の東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木の6都県も負担している。

 前原国交相は利水分の返還について、「特定多目的ダム法においては、廃止した場合は、出資をしてもらったものについては返還するのが当たり前でありますので、当然お返しすることになる」と述べた。利水分は栃木を除く5都県が負担している。

 一方、治水分の負担は河川法に基づき、栃木を含めた6都県がこれまでに計525億円を負担。しかし、事業を中止した場合の負担金の返還規定はない。前原国交相は治水分の返還について、「そういったものも含めて考えていきたい」と述べた。ただ、全額返還については「まだ予断をもって決めているわけではない」とした。 藤井裕久財務相は、就任前の9月上旬のテレビ番組で八ツ場ダムについて「凍結し、経済効果や利水、環境などを検証する。再開するかは次の問題だ」と述べていた。完全中止に踏み切るためには、財務省や地元住民・知事らとの調整が課題となる。

 東京都幹部は「利根川流域は急激な人口増などで、渇水への懸念が大きい。都としては負担金の返還より、あくまでもダム事業の継続を求めて国交相に説明を尽くしていきたい」と話した。栃木県の福田富一知事は「事業費を返してくれるといっても、建設を中止して治水対策は大丈夫なのか。他都県も、ダムが無くて大丈夫だと言うだろうか」と語った。

さらに、昨日の朝刊は、オピニオン面(手元の新聞で9面)で

八ツ場ダム中止を問う 09政権交代


というタイトルで識者の方々の様々な意見掲載していました。


確かに、今までのしがらみをここで絶って、無駄と無理のない、国民生活に本当に役に立つ建設事業を行うにはそういう勇気も必要かもしれませんね。
今は、この日本を新政権がどのようにしていくか見守っている時です。
悔いのないよう民主政権、最初に中止ありきではなくて、初心に帰って全く無の状態から、
賛否の両論しっかり聞いて、場合によったら賛否どちらの方も交えた討論会何度も開いて結論を出してもいいと思います。
国民はそういった対話のある政治を求めていると思います。
夢のような話ですが、理想の政治だと思います。
少なくとも、私は、何をしようとしていて、この国をどういう方向にもって行こうとしているのか。
判った方がいいです。
景気回復が一番なのかもしれませんが、今の状況を見ていると、日本だけの力で景気の回復難しい事、
誰もがわかっていますね。
ですから、「景気回復」をスローガンに、バラマキをやって衆院解散を遅らせた、
自民政権は大敗北したわけです。
今は本当は期待していますが、「景気回復実行します」と言われても「ほんまかいな?」って思ってしまいますね。
ですから、確実に前進している事がわかる、無駄を無くして、国民生活の「セーフテーネット」といわれているものをしっかり構築していく事が政権の支持率を高めで維持するコツかもしれませんね。
さてあなたのなかで結論は出ましたか、八ツ場ダム無駄なのかどうか?
私は、今の状態では結論が出せなくなりました。