今日は他人まかせです。

昨日書いた事に関連し、
今日の朝日・朝刊1面トップ。

賠償枠組み 決定へ

どうも、東電の既得権益維持する方向になっているみたいです。
JALより東電の方が政治力あるのですね。たぶん。
残念です。


さて本題、
今日も昨日の続きみたいになります。
今日は技術面。


昨日の朝日・朝刊1面に、

夏の電力切迫の恐れ 全国の原発54基中42基停止も

なんてこと書かれていました。
確かにこのまま通常の電力消費続ければそうなる事明白です。
首都圏は計画停電の洗礼受けたし、誰だって想像できますよね。
なのになんでこんな記事が出るのか?
「これ以上の原発の削減を阻止するためなのかい?」
そんな気持ちにもなります。
でも、「オール家電」とか考えてみたら、電気エネルギーの消費拡大の方向で突っ走っていたわけです。
ブレーキをかけることは、資源のない日本にとっては良い事です。
今まで、のせられて使いすぎていた感じ。
私も反省します。
いつもの龍さんのメルマガで、こんな意見紹介されてます。
http://www.isep.or.jp/images/press/110509ISEPpress-Hamaoka.pdf
http://www.isep.or.jp/images/press/110509ISEPpress-Hamaoka.pdf
データ元に

【全原発を停止しても電力不足は生じない】

原発無いと大変。
これも本当ですが、
こっちも本当でしょう。

http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_TohokuRebirthPlan110509.pdf
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_TohokuRebirthPlan110509.pdf
こっちは

2020 年東北・自然エネルギー100%プラン

なんて事まで書かれています。
自然エネルギー、まず頭に浮かぶのは、太陽光・風力ですね。
「太陽光・風力は天候に左右されて供給が安定していない。」
よく言われていて、その通りだと思います。
長い目で見たら、太陽光、地球が氷河期になったら、どの程度発電できるのか?
とっても寒い現実が。
原発に変わるエネルギーで安定して得られる、火力発電ですが、
石油・石炭・天然ガス
これだって、限りある資源ですね。
自然災害は予測困難な部分ありますが、氷河期が来るより先に、こっちの方が先に枯渇する。
この予想はそんなに難しくはないですね。
しかも価格が確実に上がっていく事はもう予想ではなく事実でしょう。
ガス会社と競争して電力の消費を促す広告をするよりも、
限りある資源を大切にそして有効に使う事、さらに次世代エネルギーをどうするか?
そこが何より大切な視点だった。
そう思います。


次世代エネルギーということで、
2007-03-24 制御棒 - なんやかんや
映画スチーム・ボーイ見た感想書いています。

スチームボーイ 通常版 [DVD]

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見ていて気付いたのですが、
蒸気をどのようにして作るかが、
石炭・石油・天然ガス原子力
と燃料が変わっているだけで、
蒸気機関というのはすごい技術なんだなと再認識したからです。
私って単純。

再認識って書いていますが、
恥ずかしながら具体的に書くと。
「発電って、使う資源が違うだけで、結局蒸気機関使うんだ!」
この事実は、このとき目からウロコの初認識でした。
蒸気を使う方法以外の、エネルギーを直接電気に変える効率のいい方法はないのかな?
だって、この技術改良はされているとはいえ、基本は18世紀の技術ですからね。
エネルギーの変換効率そんなに良くはないって聞いたことあります。
せっかくなので調べました。
資源エネルギー庁のHPです。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2004/html/16012211.html
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2004/html/16012211.html
一部引用します。


(ア)発電効率の向上
 発電所のエネルギー変換効率(発電効率)は従来型の石炭ボイラーで約40%ですが、最新式の天然ガスによる複合(コンバインドサイクル)発電では約50%です。また、石炭による発電でもクリーンコールテクノロジーの一種でもある石炭ガス化複合発電では、50%の発電効率の実現を目指しており、石炭ガス化燃料電池では60%に達する可能性があります。このように発電のロスを減らすために、熱効率の高い発電方式などを開発し、利用を促進しています

蒸気を使わない発電、太陽光とか風力そうですが、どっちも変換効率それほどでもないようです。
せっかくなので、こっちも。
太陽光です。
エネルギー技術 太陽電池:太陽電池の未来、変換効率はどこまで高まるか (1/2) - EE Times Japan
http://eetimes.jp/ee/articles/1010/17/news002.html
風力です。
http://app2.infoc.nedo.go.jp/kaisetsu/neg/neg03/index.html#elmtop
http://app2.infoc.nedo.go.jp/kaisetsu/neg/neg03/index.html#elmtop
夢のような話ですが、電気製品が全部なくせるぐらいの、電気以外のエネルギーだって考えられなくもないでしょう。
って、完全に他人まかせなんですけどね。


原子力推進の気持ち私も持っていますが、それは防波堤を高くする事が条件ではないのです。
やっぱり放射能を短期間で無害にする技術。
その難易度の高いところに対応して欲しい。
これも他人まかせですが。^_^;
原発推進には既得権益感じます、自然エネルギーはあまり感じません。
太陽光発電世界をリードしていたのに、国が補助打ち切って今の状態になっているわけですからね。
太陽光の推進を抑える勢力が国に影響を与えたのか?
気になります。


こういた機会と言うにはあまりに大きなリスクをとってしまった日本ですが、様々な技術が今現在あるのは事実です。
各エネルギーの推進派が、我田引水的なデターで自己主張するのもかまいませんが、その自己主張を、人類の未来のために、素人にも判断できるように公開の場で話し合ってほしい。
できることなら、その中で、利害関係を超えた、限りある資源に頼らない、しかも地球に優しいエネルギーの開発に向けた話し合いをして欲しい。
そしてその結論を、日本の目玉となる国際競争力のある産業として官民協力して、育てていく。
そんな感じで動いていけば良いな。