道鏡

三田誠広さんの「道鏡」読みました。

道鏡---悪業は仏道の精華なり

道鏡---悪業は仏道の精華なり

道鏡、教科書にも出て来ましたが、天皇に絡んで政治を動かしていたお坊さん。
そんな程度の認識で、あれ?平安時代だったかな?
本読んでいる途中で、ウィキペディア見てしまいました。
道鏡 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E9%8F%A1
奈良時代、もっと前でした。^_^;
道鏡、事実はどうあれ、あまり良いイメージで思われていないようです。


あとがきの一部引用します。

 とはいえ、実際の道鏡がどのような人物だったかは、歴史の闇の中に埋没してしまっている。道鏡のイメージを一新するために、ひたすら清廉潔白な人であったという話を書いてもいいのだが、それでは小説として面白くならない。ある程度の野心を持ち、邪悪な一面ももちあわせていながら、それでもどこかピュアなところがあって、けっこう真面目に仏道を追求していた人物ではないかというのが、この作品を書くにあたってのわたしの基本的なコンセプトだった。

確かに、歴史上の人物は、私たちの思っているイメージと実際のその人は違っていることありそうです。
現在私たちが、直接知っている人物でも人によってその人に対するイメージだいぶ違いますね。
たとえば、たけし・さんま・タモリ、ね。
麻生さん・福田さん・安倍さん・菅さん・鳩山さん・小沢さんでも良いですけど。
みんな同じように思っていないだろうし、
何をしたかという事実を並べただけでは小説にはならない。
私が良く書いている、
色々な見方ができるよ。
再認識しました。