負の資産。

汚染牛肉国が買い取るようです。
asahi.comから関連記事引用します。
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY201107250911.html?ref=any
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY201107250911.html?ref=any

えさわら汚染牛、基準値以下も買い取り
2011年7月26日3時1分
 

 放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通している問題で、農林水産省は、わらを食べた牛の肉のうち、セシウムの検出量が国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を下回ったものも買い取りの対象とする方向で最終調整に入った。すでに基準値を超えた肉を買い取る方針は固めており、対象範囲を広げる。

 汚染の疑いがある肉が流通していることから、こうした肉も買い上げる方針を示すことで、肉を持っている消費者や業者らが積極的に申請してくれることに期待する狙いがある。

 これまで汚染が確認された肉に加え、今後、と畜場で解体され、検査で基準値を超えた牛肉も買い取る。

 業界団体を通じて買い取って焼却処分などを行い、かかった総額は東京電力に賠償を求める方式で進める。国は業界団体を支援する。2001年のBSE(牛海綿状脳症)のときも発生前の流通在庫を業界団体を通じて国が買い取る形となったのと同じ構図だ。

 現在、汚染が確認された牛肉と、汚染されている疑いがある牛肉で2千頭を超える。農水省は1頭あたり70万〜80万円として、10億〜20億円と見込んでいる。

リンク先「買い上げのイメージ」図も付いています。
農家に保障すべきだと私も思います。
東電だけでは無理なら、原発推進した国も責任を追うべきでしょう。
牛を買い取ってもらった農家、一息つくことできます。
大きな問題はその後ですね。
牛を育てる仕事をしている酪農家の方たちの、その後の生活をどうするのか?
勤労意欲も、設備もあるわけです。
でも、次の牛育てて、今までと同じように売れるのか?
酪農家の方たち不安ですね。
そうなったとき、国と東電補助すべきだと思います。
でも、補助金って労働意欲だんだん奪っていきますね。
働かなくてもお金入ってきます。
日本の農業、例えばお米、この補助金で生産性と、勤労意欲を奪っている気がします。


話変わりますが、なでしこのワールドカップ優勝素晴らしい。
彼女たちは、サッカーで生活できなくて、他の仕事をしながら好きなサッカーを続けていた。
そんな話、見聞きしました。
その苦労が、あの精神的な強さに結びついたと思います。
今後、国からも予算が付くでしょう、でもそれによって弱くならない事願います。


たとえが悪かったかもしれませんが、補助の仕方は、自分の足でしっかり立てるよう助ける事。
そこが基本で、依存体質にならないようにすること必要です。
被災地の酪農だけでなく、農家の方これからも不安は解消されません。
勿論私たち消費者も。
秋には、米どころ東北で収穫があります。
そのお米の放射線量大丈夫なんだろうか?
そんな問題も。
補助は必要なのです。


さっきヤフーニュース見ていて気になる内容見つけました。
今朝の朝日・朝刊ザット見ましたが出ていません。
asahi.comから出ていたので、引用します。
アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/health/news/TKY201107260889.html

B型肝炎救済へ増税7千億円 5年間、菅政権方針
2011年7月27日5時1分


 B型肝炎訴訟の和解金の財源問題で、菅政権は26日、来年度から5年間で約7千億円の臨時増税を実施する方針を固めた。同日の関係閣僚会合で意見がまとまった。今週中にも民主党のプロジェクトチームにはかったうえで、最終的に決める方針。

 政府関係者によると、細川律夫厚生労働相野田佳彦財務相玄葉光一郎国家戦略担当相らの関係閣僚が26日に協議し、方針を決めた。ただし所得税法人税など臨時増税の税目については政府税制調査会の答申を受けて判断するという。

 東日本大震災の復興財源を確保するための臨時増税の方針はほぼ固まっており、菅政権はこの復興増税と同時に進めるとみられる。

今日の夕刊に出るかもしれませんね。
これも、何の罪もない一般市民が、国の失政によって影響受けています。
私は大丈夫でしたが、以前も書いたように、
2010-10-21 1988年 - なんやかんや
注射針使い回しの世代なので、B型肝炎に運よくならずに済んだだけで、
多くの日本人がこの危ない状態にいたわけです。
これも、国が補償するの当然です。
当然とか書きましたが、良く考えると、たとえばソマリア思うと、補償できる日本の国は素晴らしいですね。
国ではないかな?
それを維持しているのは、私たち国民一人一人の力、互助精神ですね。


過去の国の失政で、その後に生まれた人たちがその負担をしなけらばならない。
明治維新から、終戦までこれは敗戦で清算されたとかなり大胆に切り捨ててみます。*1
1945年〜2011年戦後といわれて65年です。
その間の負の資産、今後新たの出ないのか?
安全といわれた原発が今この状態です。
これから生まれてくる世代にまだまだ負担を強いる事ありそうです。
日本の人口これから減ります、今でも国債多いのに、これ以上負の資産増やす事ためらわれます。
どうしたら良いか?
最近読んだ、『希望の国エクソダス』に書かれていたことが、ズット心に残っています。
2011-07-15http://http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20110715

***************
287P後半

日銀総裁も大蔵大臣も総理大臣も官房長官もまるで他人事であるかのような語り口で通貨危機について見解を発表した。
基金の流出という事態に関しまして、さらなる情報を収集しまして適切に対処したいと考えております。いわゆる投機筋の、基金びわが国の通貨であります円へのアタックという事態に対しましては周辺各国との協力を密にし、断固たる態度でこれに当たりたいと、考える物であります」

なんかホントこんな見解よく耳にしている気がします。
「断固たる」なんてキッパリ言われると「そうか何とかなるかな?」なんて思ってしまいますね。
この続き引用します。
287P後半〜289P前半

 現段階でどの程度被害が出ていて、誰の責任の下に、どのような対策を実際に実行していて、それがどのような効果を上げ、もし効果が上がっていない場合にはどのような代案があり、対策の効果が上がらずに市場介入に失敗したときには誰がどういう責任をとるのか、というようなことが談話の中で明らかにならない。意図的に明らかにしないのではなく、主語が曖昧なままに話されるのでいったい誰の責任で通貨防衛が行われているのかがわからない。政府といたしましては、日銀といたしましては、大蔵省といたしましては、円へのアタックというような緊急の事態に際しましては、絶対にこれを許さないという断固たる態度を持ちまして、というような語り口では誰が断固たる態度をとるのかがわからないのだ。

***************

日本の政治家と、官僚、当然個人の顔もあるわけです。
注射の使いまわし、最初危険性感じていなかったのは事実でしょう。
危険を感じたとき、報告あったはず、最初それがどこで却下されたか、最終的に被害を最小限にするために最良の方法はどうだったのか?
そこの検証できているのだろうか?
いまだにできていないのでは?
そうおもいます。
行政の内部改革求めます。


私、放射能の危険性は承知しつつ、原子力容認姿勢でした。
なので、書きやすいB型肝炎の話先に持ち出していますが、
今しなければいけないことは、原子力被害にあった方たちを救済しつつ、
「国が責任をとる」
これで納得してはいけない。
その原因と、対策、龍さんも書いているように、曖昧さを排除していかないと、今の私たちの決定している政策が、さらに後の負の資産を増やす事になってしまいます。
私たち、国民の力で、政治と官僚。
つまり、この国の基本部分の、立法と行政の改革をやっていかないと、税金だって前向きな予算に使えなくなってしまいます。
ここからが私も情けないのですが、具体性となると、しっかり意識をもって、成り行きをみる。
ここに書くことは、参加意識の表明ですが、自己満足に終わっているような気もして寂しいときもあります。
政治の閉塞感はいかんともしがたいですが、曖昧さを排除する流れがあればしっかり応援しようと思います。


今日は話し拡げて長く書いて、ここまで読んでいただいて、この程度の結論で申し訳ないです。^_^;

*1:実際、戦前の国債は紙切れになってしまって、損をしたかた多かったようです。空襲で家焼かれても、アメリカも日本も個人に賠償はしていませんね。