横浜のストロンチュウムはどうなった?

昨日のニュースで、横浜でストロンチュウム検出。
出てました。
asahi.comで、「横浜 ストロンチュウム」で検索しても出てこないので、
今回は毎日から引用します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000037-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000037-mai-soci

放射性物質>横浜でストロンチウム検出 80キロ圏外初

毎日新聞 10月12日(水)11時25分配信

 横浜市港北区のマンション屋上で、放射性物質ストロンチウムが検出されたことが、民間分析機関の調査で分かった。同市は調査結果を受けて再検査を始め、近く結果がまとまる見通し。東京電力福島第1原発の80キロ圏外でのストロンチウム検出は初めて。

 マンション屋上にたまった堆積(たいせき)物を住民が採取し、8月に「同位体研究所」(同市鶴見区)で測定したところ、ストロンチウム90(半減期約30年)を1キロ当たり195ベクレル検出。9月中旬、市に連絡があった。

 横浜市は福島第1原発から約250キロ。ストロンチウムはこれまで福島市など80キロ圏内では検出されていたが、文部科学省原子力災害対策支援本部は「横浜での検出は確認中だが、検出されれば80キロ圏外では初めて」と話している。

 市は当初、ストロンチウムの検査は予定していなかったが、研究所の調査結果を受け、区内3カ所で測定を進めている。

 ストロンチウム90は文科省の3月下旬〜5月上旬の土壌調査で、福島第1原発から29キロの福島県浪江町で250ベクレル、36キロの飯舘村で120ベクレル、62キロの福島市で7.7ベクレル検出されている。【山下俊輔、杉埜水脈】

 【ことば】ストロンチウム

 半減期が約50日のストロンチウム89と同約30年のストロンチウム90がある。カルシウムに似た性質があり、体内に入ると骨に取り込まれやすく、骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされる。

このニュースで驚いていたら。
間髪いれず、世田谷で高い放射線量のニュース。
こっちはセシウムとかストロンチュウムとか、物質名が書かれていません。
asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201110120142.html
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201110120142.html

東京・世田谷で高い放射線量=毎時2.7マイクロシーベルト、区が除染検討
2011年10月12日22時6分


 東京都世田谷区は12日、同区弦巻5丁目の区道の歩道上で毎時2.707マイクロシーベルトの高い放射線量を測定したと発表した。この数値は、付近で1日8時間過ごした場合、年間の被ばく量が14.2ミリシーベルトとなる値。国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトは下回っているが、区は念のため周辺部を立ち入り禁止とするとともに、除染を検討している。

 区民から「放射線量が高い場所がある」との情報提供があったため、区が6日に付近の空間放射線量を測定。高圧の洗浄器で歩道を洗浄した後、9カ所を測定した結果、毎時0.088〜2.707マイクロシーベルトが検出された。

 測定した歩道は、車道よりやや低くなっており、区が専門家に聞いたところ、雨水が集まって放射線量が高くなった可能性が考えられるという。

 東京都によると、2.707マイクロシーベルトは、都内自治体が局所的に測定・公表した放射線量としては、これまでで最も高い数値だという。 


時事通信社

朝日は、デジタル版出してから、自社配信の記事ではなく、ネット上には「時事」配信の記事主体になっていますね。
同じ内容NHKもリンクと引用します。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111012/t10013217911000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111012/t10013217911000.html

世田谷で高い放射線量 除染を検討
10月12日 20時58分
今月初め、東京・世田谷区の区道で1時間当たり最大で2.7マイクロシーベルトという高い放射線量が検出され、世田谷区は、この場所に立ち入らないよう呼びかけるとともに今後の除染を検討しています。

高い放射線量が検出されたのは、世田谷区弦巻の区道の歩道の長さおよそ10メートル、幅およそ1メートルの部分です。世田谷区によりますと、今月3日、区民から「放射線量が高い場所がある」という情報が寄せられたため、区が測定したところ、1時間当たり最大でおよそ2.8マイクロシーベルトと周辺に比べて特に高い放射線が検出されたということです。このため高圧の洗浄器を使って歩道部分の洗浄を行いましたが、放射線量はあまり下がらず、1時間当たり最大で2.707マイクロシーベルトが検出されたということです。原因について世田谷区が専門家に聞いたところ、問題の場所は雨水が集まって放射線量が高くなったことが考えられるということです。ただ、今回の測定では地表より高い場所でより高い数値が出るなど、通常あまり見られない結果が出ていることから、世田谷区では原因を詳しく調べることにしています。この区道は小学校の通学路にもなっていることから、区は、12日朝からこの場所をコーンで囲って立ち入らないよう呼びかけるとともに今後の除染を検討しています。世田谷区は、ことし7月から8月にかけて区内の小中学校や保育園、それに幼稚園で放射線量を測定しており、その際、高い放射線量は検出されていませんでした。世田谷区は、子どもへの影響を重視し、今月下旬から区内の砂場がある258か所の公園について調査することにしています。世田谷区環境総合対策室の斉藤洋子室長は「現場は小学校の通学路で、近くには幼稚園や保育園もある。心配する保護者の方がいると思うので、専門家とも相談してできるだけ速やかに除染などの対応をとりたい」と話していました。

東京・世田谷区で検出された1時間当たり2.7マイクロシーベルトという放射線量は、文部科学省が積算の放射線量を計算する際に用いている、1日のうち、屋外で8時間、屋内で16時間過ごすという条件で計算すると、1日の被ばく量が38.88マイクロシーベルト、1年間にすると14.2ミリシーベルトになります。これは国が避難の目安としている年間の放射線量の20ミリシーベルトを下回っています。計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村役場では、12日、移動式のモニタリングポストを使って計測された放射線量が1時間当たり2.1マイクロシーベルトで、世田谷区の値はこれよりもやや高くなっています。首都圏では、比較的高い茨城県北茨城市で、12日、0.14マイクロシーベルトが計測されています。放射線影響研究所の長瀧重信元理事長は「文部科学省などによる上空からの測定では、世田谷区では放射線量の高い場所は確認されなかったので、このような値が出たことに驚いている。ただ、地形や天候の関係で局地的に高い線量になることはあり得ると思う。周辺の土壌や草木などから放射性物質の種類を調べたり、どこから放射線が出ているのか調べて原因を突きとめるとともに、ほかにもこうした場所がないか調査する必要がある」と話しています。

横浜の件、世田谷のニュースに注目行ってしまって、影が薄くなってますね。
さっきニュース見てたら、世田谷は後日談あります。
夕刊にも間に合わなかったようなので、NHKリンクと引用します。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111013/k10013244821000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111013/k10013244821000.html

放射線量 住宅床下の瓶が原因
10月13日 19時24分
東京・世田谷区の区道の一部から高い放射線量が検出されたことを受けて、世田谷区が専門の業者に委託して隣接する住宅を調べた結果、床下の箱の中にあった瓶から極めて高い放射線量が検出されたということです。世田谷区は、周辺の高い放射線量は原発事故の影響ではなく、この瓶の中の物質が原因とみて調べています。

世田谷区弦巻の区道の一部からは、今月6日の区の測定で、1時間当たり最大で2.707マイクロシーベルトという高い放射線量が検出され、13日に改めて測定したところ、区道に隣接する住宅の塀に近い、地表から高さ1メートルの場所で、1時間当たり3.35マイクロシーベルトという値が検出されていました。現場に隣接する住宅は、ふだんは人が住んでいないということで、区では13日午後から住宅の持ち主らの協力を得て、家の中や敷地内で放射線量を測定するなど原因の特定を進めていました。その結果、家の床下から木の箱が置かれているのが見つかり、箱を開けたところ、さらに紙の箱があり、中に入っていた瓶から極めて高い放射線量が検出されたということです。放射線量は、測定器が検出できる1時間当たり30マイクロシーベルトを超え測定できないほどの高さだということです。問題の瓶は、高さ7、8センチ、太さが5、6センチで3、4本あり、いずれも古い瓶で汚れて黒っぽくなっているということです。区は、この住宅周辺の高い放射線量は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響ではなく、瓶の中の物質が原因とみて、文部科学省原子力安全課放射線規制室に調査を依頼し、さらに詳しく調べています。世田谷区は今後、文部科学省などと相談しながら放射性物質の除去を急ぎたいとしています。

文部科学省によりますと、一定量以上の放射性物質を使用したり販売したりする場合は、法律で国の許可や国への届け出が必要です。放射性物質は、原子力発電所以外でも、研究や医療用、工場や農業などの分野で広く利用されています。少ない量であれば特に規制はされていませんが、一定量以上を扱う場合などは、使用したり販売したりする際に、法律で国の許可や国への届け出が必要だということです。許可や届け出が必要な量は、放射性物質の種類によって異なります。しかし、会社が倒産したり、長期間使用しなかったりするうちに管理が不十分になり、思わぬ場所から放射性物質が見つかることがあります。過去には、温泉用に輸入した大量の放射性物質を住宅に保管していたのが見つかったり、人が立ち入らないような倉庫の中から20年から30年前に使っていた放射性物質が発見されたりしています。

チャンチャン。
世田谷の件はどうも福島の事故と関係なかったようです。
でも、なんでこんなところにかなり高濃度の放射線を排出する物質があったのか?
不思議?
他にも人体に悪影響を与える濃度の放射線を排出する物質放置されているかもしれませんね。
知らずに近所にすんでいる人迷惑です。
こういう物質の管理徹底されていないのだろうか、
どうなってんだい??
この辺り、物質の所有者と、見落としてしまう国の管理体制の追求必要です。


世田谷にばかり注目が行っている気がするのですが、
横浜の件はどうなんだ??
コッチは福島がらみだよね???
このまま、横浜のストロンチュウム報道される事なく終わってしまうのか?
世田谷は、横浜から世間の目をそらすための、原発推進派の仕込み???
あらぬ想像をする前に。


調べました。
TBSです。
リンクと引用します。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4850663.html

横浜でストロンチウム検出、なぜ今?
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 民間検査期間の測定で横浜市の土砂から放射性ストロンチウムが検出された問題です。一体なぜ、今になって横浜で検出されたのでしょうか。この問題でも国や自治体の調査のあり方が問われています。

 「心配です。こっちは薄いと思っていたので・・・」

 横浜市港北区のマンション屋上の土砂から1キロ当たり195ベクレルの放射性ストロンチウムが民間の検査機関の測定で検出されました。周囲に不安が広がっています。放射性ストロンチウムとはどんな物質なのでしょうか。

 「ストロンチウムはカルシウムと同じ挙動を示すので、体内に入ると骨に集まる。子どもの場合は末しょうまで骨髄が存在するので、骨髄が放射線の影響を受けることになる。白血病の原因になる物質と言われている」(首都大学東京 福士政広教授)

 食物を通じて体内に入ると骨に吸収されやすく、長時間とどまるため、放射性セシウムよりも人体への影響が大きいとされています。

 分析にあたった検査機関を訪ねました。同位体研究所の塙社長は、放射性ストロンチウムが横浜で検出されたことについて・・・。

 「ストロンチウムは(質量が)小さい。(セシウムと比べて) 飛散する距離に大きく違いはない」(同位体研究所 塙章代表取締役

 放射性ストロンチウムは、放射性セシウムに比べて3割以上軽いため、飛散する範囲も放射性セシウム以上の広範囲に及ぶおそれもあるということです。ではなぜ、今になって検出されたのでしょうか。

 「すごく測定に時間と労力がかかるので、大規模な測定ができなかった」(同位体研究所 塙章代表取締役

 文部科学省は先月30日、放射性ストロンチウムの分布状況を発表していますが、調査を行ったのは、福島第一原発の80キロ圏内。今回の検出場所は、およそ250キロ離れています。放射性ストロンチウムの分析には前処理が必要で、2日間かかるということです。

 放射性ストロンチウムの分析には、およそ1000万円の専用の装置が必要である上、分析作業にも時間がかかるため、多くの分析を短期間に行うことは困難だということです。

 「こういう機械が導入されているのは、まだまだ少ないのが実情」(同位体研究所 塙章代表取締役

 横浜市は、マンション屋上の土砂に加え、ほかにも周辺で2か所の土砂を分析していて、週内にも結果を公表する方針です。

 文部科学省は、その調査結果などを踏まえて、さらに広い範囲で放射性ストロンチウムの調査を実施するかどうか検討するとしています。(13日17:15)

世田谷が原発では無かった。
コッチに気を取られて、横浜のことを忘れないようにしましょうね。
でもいまさら、どうしょうもないし、引っ越す気も無い。
今いる環境の汚染の事実を冷静に受け止めて、
「今後2度とこのような」
なんてありふれた台詞ですが、
本当にそうなるように、
ごまかしや、言い逃れを許さず、
デマに惑わされることなく、報道機関に頼る部分も多くなりますが、その報道機関の伝えている内容も吟味して、
真実を皆で追求していきましょう。


#後述
今、14日です。
今日の朝日・朝刊によると、
世田谷の放射線物質はラジウムの可能性があるとの事です。
さらに、区の職員に取材したところ、居住者は「初めて見た」と話しているそうです。
近所の人の取材で住んでいるのは「高齢の女性が1人」とのこと。


横浜の方は記事出ていませんでした。