ゴルバチョフさんは偉かった。

今から書くのは、リビアカダフィさんのことです。
政権譲渡はしそうになかったので、
無事保護されて、裁判。
そんな結末を期待していました。
なんか不確実な部分はあるようですが、
拘束されたあと、殺害されたようです。
その殺害が、拘束者による殺害なのか、襲われて殺害されたのか良くわかっていないようです。
独裁者は殺害されてしまうのですね。
世界はまだ野蛮で、民主的ではない。
カダフィさんの件でまず思い出したのは、
フセインさんではなくて、
ビン・ラディンさんでした。
この件以前も書いています。
2011-05-03 目には目を - なんやかんや
彼は、政権のトップではなくて、テロリストです。
狙った敵が悪かっただけで、アフガニスタンとか、パキスタン辺りで、政権を倒す事を主眼に行動を起こせば、
アメリカであれだけの事が出来たのですから、1国の最高責任者として国連でスピーチしていた可能性だってあった。
そう思います。


どっちにしても、カダフィ政権が倒れたのは肯定しても、
「殺っちまう」
事に対しては、まったく肯定でいない私です。
ただ、抑圧されたリビア市民は、殺さないと納得できないのかもしれませんね。


で、頭の中は、
北朝鮮に飛びます。
あそこも、金一族が3代に渡って独裁を行おうとしている国家です。
こんな、世界の現状を見ていたら、
自分も政権の頂点から落ちる時は、
「殺られちゃうな」
この現実は余計にそう思ったのではないか?
そんな事を考えます。
北朝鮮、平和な民主化何とかできないものか。
ついでに、中国とミヤンマーもね。


で、頭の中は、
ソビエト→ロシア
この変革を成し遂げた、
ゴルバチョフさんにたどり着きました。
社会主義国の頂点。
米ソ。
世界の2大勢力の1つの大変革を成し遂げた。
ゴルバチョフさんは偉かった」
という所にたどり着いて今日のタイトルです。
国の最高権力者が、自ら変革を行う。
この勇気はすばらしい。
しかも、市民からの攻撃で、暗殺される事もなく。
ノーベル平和賞まで受賞している。
北朝鮮独裁国家なので、金さんの関係者が変革を行わないと難しいかもしれませんが、
中国とミヤンマーは政権を独裁ではなく運営していますね。
この両国には、第2のゴルバチョフさん期待したいです。
ウィキペディア調べました。
ミハイル・ゴルバチョフ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%95
ゴルバチョフさんまだご存命。

日本を含む西側諸国では絶大な人気を誇り、ゴルビーの愛称で親しまれたものの、ロシア国内ではアメリカと並ぶ二強国であったソ連を崩壊させたことから評価が分かれている。

なんてことも書かれています。
アメリカも、他国に武力で圧力をかけるような事はやらないようにして欲しいのですが、
こうやって、民主的とはいえない、武力の行使による体制の変換ばかり見ていると、武力を完全否定してしまいたいのですが、
否定しきれない部分があって、とっても辛い。


で、頭の中は、
日本に。
日本もやる時はやりますね。
そう、「大政奉還
慶喜さんです。
勿論、官軍とやって勝ち目はないと、判断したからでしょうが、
自ら降りて、江戸を大戦乱から救いました。
明治になってもご存命ですね。
当時の一般の日本人は冷静だったのでしょう。
それと、幕府の治世というのも、今のリビアより庶民が生活できるレベルが保たれていて、幕府に対する不満が少なくとも江戸の街ではそれほどなかったのではないでしょうか?
その後、幕府を慕う方たちの抵抗はありましたね、会津なんて思い出します。
それも、「義」を重んずる武家社会。
風の向きによって、コロコロ変わるより、自分が信じていた物を不利な状況でも守る。
様々な映画・小説で、この辺りの「滅びの美学」感銘を受けるシーン誰もが心の中に持っているのではないでしょうか?
ただ、これはもってきようによっては、自爆テロのもつながっている気がします。特攻隊とかね。
危険な香りもします。
表現の仕方、教育。
細心の注意必要だと思います。


カダフィさんの殺害で、こんな感じに私の考えは変遷しました。
たまに、この過程を抜きで人に話してしまって、トンチンカンな事になってしまうことがあります。私。


先週試験が終わったのですが、来月は去年取りこぼした試験があります。
準備しないとね。^_^;