時価会計

明日から12月。
今年も後一月です。
今年はやっぱり地震ですよね。
あの日、私は、引越しをして、最初の営業活動をした日でした。
重い腰をやっと上げたのに。
でした。


本題です。
最近トップニュースの扱いではないですが、まだまだ先が見えない。
オリンパスがらみです。
時価会計解説リンクしておきます。
http://www.findai.com/yogo/0050.htm
http://www.findai.com/yogo/0050.htm
オリンパスだけではないと思うのですが、多くの会社がバブルといわれた好景気のとき、
本業だけではなく、株などの投資によって利益を得ていたわけですね。
その後。
景気の後退で、そういった運用資金の評価がマイナスになります。
1,000円で買った株が、2,000円になっていたのに、500円になっていたりね。
でも、当時国も1,000円で買った株が、たとえいくらになっていようとも1,000円の資産評価として認めていた。
これを、
「やっぱり、それでは本当の資産がわからないから、今度から決算の時の時価で計上するようにしてね」
なんて事を言い出したわけです。
資産運用をしてして、損をしていても隠せなくなりました。
大変です。
そういえば、大学で資産運用して失敗していたところもありましたね。
そこをうまく乗り切った企業も沢山ありそうですが、その中には今回のオリンパスと同じような手法を使った会社ありそうな気がします。
中には、未だにオリンパスと同じ状況の会社もあるのでは?
そんな気がします。


さて、少しだけ表に出てきたのですが、その後あまり出てこなくなって気になっている部分があります。
オリンパスに「飛ばし工作」指導した人いるようです。
オリンパスで終わってしまうとトカゲの尻尾切りですね。
オリンパスは英国人の新社長が勇気をもって会社の不正、表にしました。
おかしい物はおかしいと言える!
すばらしい!!
日本の場合。会社でこういう不正の事実を内部告発しないで、片棒を担いで出世している人、他の会社にもいそう。
これを表に出す事は、一時的には国益を損ねるかもしれませんが、
日本の企業体質を国際社会で通用する物にするためには必要な事だと思います。
何処の会社でも、企業側で「飛ばし工作」全て出来る人材はいないと思うのです。
景気のいいときに、企業に資産運用勧めて株や債券を売って、景気が悪くなったら、「飛ばし工作」の指導をした、投資の専門家。
ここをもっと報道機関もつつくべきだと思います。
ただ、こういった人たちは日本の既得権益層ともしっかりつながっていそうなので、難しいかもしれませんね。
でも、日本の構造改革の一歩としてはここから入るのはけして悪くないと思います。



#今日のおまけ。


私、この件で感心したのが、
サイゼリア」の社長さんです。
カンブリア宮殿に出て、お話を聞いて、
すごいなこの人。
そう思いました。
でも、そのすぐ後で、資産運用で失敗してだいぶ損金を出した事ニュースになっていました。
その時は、
「あのサイゼリアの社長でもこんなことするんだ。」
なんて少しガッカリしました。
だって、本業がすばらしいですからね。
でも、この損を隠さずにすぐ計上出来た。
これは素晴らしいことですね。
創業者社長だから出来たのだと思います。
ずるずると引きずらない。
損きりを早めにする。
経営者の必要条件だと思います。
調べたら出て来ました。
立正大とサイゼリヤでもデリバティブ絡みで140億円台の損失!!! - ファイナンシャルプランナーのニュースチェック
http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/db944fcceb26c3cfd822ac05cfdaf23b

サイゼリヤデリバティブ契約で評価損140億円 2008年11月22日 

ということです。
大学も同じ引用先に書かれていました。

立正大学(東京都品川区)が20日、資産運用を目的とする金融取引で、今年9月末時点で約148億円の評価損を抱えていることが明らかにした。またすでに駒沢大学(東京都世田谷区)が資産運用で154億円の損失を計上したことが判明しており、世界金融危機は企業のみならず、大学経営をも直撃している。

興味が全く無いわけではないのですが、資産運用定期預金程度で、それ以上の運用はしたことがない私です。


すみません。
見栄を張りました、運用するほどの資産が無いです。^_^;
しっかり営業活動をしないと。


でもね、ここにもよく書くのですが、投機資金はろくな事をしていない。
そう思います。
儲けている時は、自分たちだけ利益を独占して、
失敗した時は、その損を周囲に分散させて迷惑をかける。
そんな感じがするのですが、いかがでしょう?