日本国債の見通し

今日書こうとしていることも、この時↓書いた事意識してしまいます。
2012-01-16 前向き思考 - なんやかんや
あまりいい話ではないです。


今日の朝日1面トップ、asahi.comから引用します。

数年後の国債急落を想定 三菱UFJ銀が危機シナリオ



 銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が日本国債の価格急落に備えた「危機管理計画」を初めて作ったことがわかった。数年後に価格が急落(金利が急騰)して金利が数%にはね上がり、損を少なくするために短期間に数兆円の国債を売らざるを得なくなることもある、としている。国債の有力な買い手がいよいよ「急落シナリオ」を想定し始めた。

 日本政府の借金総額は約1千兆円あり、このうち国債を発行して投資家から借りているのは約750兆円(昨年9月末時点、日本銀行調べ)。国債の9割超は国内で買われ、4割を銀行が持っている。とくに三菱東京UFJはゆうちょ銀行を除いて最大の約42兆円を持ち、国債を売買する債券市場への影響力が大きい。

 計画は昨年末にまとまった。日本の経済成長率や経常収支、為替など30指標をチェックし、国債急落につながる変化があれば損失を軽くするために売却などの対応をとる。

今日、読売のトップ記事は、

電力原価、人件費圧縮…電気料金見直しで政府案

日経トップは、

電機苦境、再生急ぐ ソニー、平井社長兼CEO体制に

です。
ユーロかなり怪しい、ということでフランス国債も格付けが下がっています。
なのに、それよりもっと格付けが下の、日本国債が買われて、円高も進む。
書きませんでしたが、日本国民として、本当に大丈夫なのか?疑問点が沢山。
そこへ、
貿易赤字のニュースありました。
http://www.asahi.com/business/update/0130/TKY201201300098.html
http://www.asahi.com/business/update/0130/TKY201201300098.html
全文引用します。

貿易赤字、1月上旬は9161億円 年明けも輸出停滞


 1月上旬(1〜10日)の貿易統計(通関ベース、速報)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は9161億円の赤字だった。財務省が30日発表した。2011年は通年で31年ぶりの貿易赤字を記録したが、年明けも輸出の停滞が続いている。

 輸出額は前年同期比20.7%減の6602億円だった。前年割れした主な品目は、船舶、半導体など電子部品、自動車など。輸出は震災後に供給網の寸断などで落ち込んだ後、昨年8、9月に前年を上回る回復を見せたが、10月以降は再び前年割れが続いている。

 輸入額は24.3%増の1兆5763億円。各地の原発の停止に伴い、代替の火力発電に使う液化天然ガス(LNG)の輸入が増加した。石炭、鉄鉱石なども増えた。

 今年の1月上旬は、荷動きが出やすい平日の数が昨年と同じ4日間だった。

さらに日本の人口減のニュースも。
http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY201201300068.html?ref=any
http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY201201300068.html?ref=any

50年後の人口3割減 人口問題研が推計


 国立社会保障・人口問題研究所は30日、2060年までの将来推計人口を公表した。48年に日本の総人口が1億人を割り、60年には8674万人まで減る見通し。一方、女性が生涯に産む子どもの数(合計特殊出生率)の50年後の見通しは1.35で、06年の前回推計の1.26から上方修正した。ただ、少子高齢化や厳しい人口減が続く傾向は変わっていない。

 人口推計の土台となる出生率は、10年時点で1.39。今後は低下基調で、20年代前半に1.33程度になるものの、その後は安定し、60年まで1.35前後で推移するとみている。

 今回、出生率の見通しを上方修正したのは、この数年の出生率の回復を反映したため。55年までを推計した前回は、2000年代前半の出生率の落ち込みを、出産意欲を持たない女性の増加ととらえ、その基調が続くとみていた。しかしその後、30歳代半ば以降の「駆け込み出産」傾向がわかり、こうした女性は意欲を失ったのではなく、厳しい雇用・経済情勢のため先延ばししていただけだったとの見方に修正した。

前向きにはなりにくいニュースなので、とっても気になりましたが、私知らん顔してました。
他の2つの記事は他社も紙面割いて書かれていることでしょうが、
今日の記事は、他社書かれていない可能性あります。
日本国債不安に思いつつも、大丈夫かな?なんて思っていましたが、
「三菱UFJ銀が危機シナリオ」
と書くことで、
「日本国債もか」
という気持ちになります。
でも、たとえ小額であっても金融資産を運用している方は、当然考慮に入れてますね、キット。
日本国債が危ない状態になること、視野に入れていない投資家はどうなの?
そう思います。
私は、投資家ではないですが、国債は大丈夫か?
ってのは思っています。
でも、投資ですから、
「日本国債は大丈夫!」
っていう読みもあり。
ということです。
朝日の記事も、不安感をあおらないように、
数年後
の文字が見出しに含まれています。
でも、この数年後を年内との推測も可能です。
さて、どうなるのか?
消費税UPもこの問題とは絡んできます。
あてにできませんが、この要素の改善に対しては、国会の情勢も重要です。


私は、退院しましたが仕事が出来ていない状況ですが、
私たちに出来ることは、心を乱される事なく、今やらなければならないことをしっかりと進めていくことだと思います。
開高健さんの家の庭を思い出しました。
以前載せた写真再掲載します。
2006-08-15 開高健さん - なんやかんや

明日世界が滅びるわけではないですけど、
毎日、各自が自分で思う、りんごの木を植えていくことは大切ですね。