赤頭巾ちゃん気をつけて

今日の朝日・朝刊2面下の広告。
名著ふたたび
赤頭巾ちゃん気をつけて
発見。
中公文庫、過去にもこんな感じで出していました。
でも、よく見ると、新潮文庫の広告。
作者の庄司薫さん、デビューは「福田庄司」名で「喪失」で第三回中央公論新人賞(1958年
(正しくは、章二でした。^_^;。コメントでご指摘くださった。けんけんさんありがとうございます)
その後、「庄司薫」名で「赤頭巾ちゃん気をつけて」も中央公論に掲載、第61回芥川賞(1969年)
その後、主人公「薫」君が登場するシーリーズ、の3作。
『さよなら快傑黒頭巾』『白鳥の歌なんか聞えない』『ぼくの大好きな青髭
も全て。中央公論連載後、単行本中央公論から出版。
中公文庫になっています。
庄司薫さん中央公論社と結びつきが非常に強い作家さんです。


ということで、今回新潮社文庫から、

「薫くん4部作」を連続刊行!

ということで、驚きです。
調べてみました。
検索結果|中央公論新社
2002年の版が最新です。

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

この新版出たとき、後書きも新しく書かれていて、久々に庄司さんの文書読みました。
新潮社版です。
赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)

赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)

買わないですが、文庫の後書きは立ち読みします。
庄司さん、1977年の『ぼくの大好きな青髭』以来小説の出版されていないので、ファンとしては、庄司作品にものすごく飢餓感があります。
他の新潮社版はアマゾンではまだ出てきませんでした。
さよなら快傑黒頭巾 (中公文庫)

さよなら快傑黒頭巾 (中公文庫)

白鳥の歌なんか聞こえない (中公文庫)

白鳥の歌なんか聞こえない (中公文庫)

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

私は、高校生の時に読んで、かなり影響を受けました。
庄司さんのこと過去に書いているので、リンクしておきます。
2005-10-08 赤頭巾ちゃん気をつけて - なんやかんや
2005-10-09 文学の藪の中 - なんやかんや
2005-10-11 僕って何 - なんやかんや
2006-03-09 恐竜をつかまえた/アレクサンダー大王はいいな - なんやかんや
2006-03-22 希少価値 - なんやかんや
2006-05-06『ぼくの大好きな青髭』(中央公論連載版) - なんやかんや
2006-05-07「ぼくの大好きな青髭」(中央公論社刊) - なんやかんや
2006-05-08 僕の大好きな青髭(最終回) - なんやかんや
2006-06-08 サカナヤ - なんやかんや
2006-07-13 芥川賞(その2) - なんやかんや
2008-01-03村上ワールド - なんやかんや
2008-01-06「街と、その不確かな壁」の謎 - なんやかんや
2008-01-08 章二(庄司)さんの冒険 - なんやかんや
2008-02-19 フェレットの冒険 1 - なんやかんや
2009-01-08きちんと見てる? - なんやかんや
2009-06-04 1Q84 - なんやかんや
2009-07-03 60年後・ライ麦畑を通りぬけ - なんやかんや
2010-01-30 サリンジャーさん - なんやかんや
2010-12-28 文体 - なんやかんや
一言の時もあります。
去年は全く書きませんでしたね、でも庄司薫さんのこと良く書いてますね。