「歴史基礎」を学びたい。

タブン、10月8日の朝日社説です。
全文引用します。

歴史教育―世界の中の日本を学ぶ
 もっと近現代史を学校で教えよう。尖閣諸島竹島の領有権問題をきっかけに、政治家が相次いでそう発言している。

 田中真紀子文部科学相は就任会見でこう語った。教科書は現代史の記述が薄い。ファクトはファクトとして出す。自分なりの考えを持てる人間を育てる。そうでないと、国際社会で発信力のある日本人はできない。

 橋下徹大阪市長も「相手と論戦するには、相手の立場を知らなければ」と話した。

 領土や歴史認識についてどんな立場を取るにせよ、中韓を始め近くの国との関係について史実を知っておくことは大切だ。

 近現代と東アジアを中心に、世界の中の日本を学ぶ。そんな歴史教育に見直してはどうか。

 高校の授業は標準で週30コマ。総合学習や情報など科目が増え、理科離れも指摘される。歴史だけ大幅には増やせない。制約の中でどう充実させるか。

 日本学術会議が昨年、興味深い提言をしている。高校の世界史と日本史を統合し、「歴史基礎」という新しい必修の科目を作るというものだ。

 科目のつくりかえは簡単ではないが、真剣に耳を傾けるべき提案だ。現場で実験的な授業も始まっている。文科省は長い目で検討を深めてほしい。

 提言はこう訴える。

 日本史を世界史と切り離して一国史的に教える傾向がある。

 日本史で外国が描かれるのは戦争や交流があった時だけ。かたや、世界史のアジア史の項には日本がほとんど出てこない。

 日本が他国と関係なく歴史を刻んでいるかのようだ。

 グローバル化の時代を生きる若者に、異文化を理解し、共生する姿勢を育む。そのために、世界史の中に日本史を位置づけて教えるべきだと説く。

 とりわけ近隣の国民と健全な関係を築くために――と、近現代史と東アジアの重視を打ち出しているのも目を引く。

 日本史は中学と高校で同じような中身を繰り返す。世界史と日本史も大戦期などは重なりが多い。整理して無駄を省けば大事な時代に時間を割ける。

 世界史と日本史が分かれたのは、明治政府が「国史」と「万国史」を分けて以来という。近代国家として発展する中で「国史」が国の威信を高めるのに使われたと指摘される。

 もうそんな時代ではない。海の向こうの金融危機が国内の雇用に響く。経済ひとつとっても自国の中では完結しない。

 必要なのは、退屈な丸暗記ではない。「いま」を考えるのに役立つ勉強だ。

私は、受験で日本史使いました。
私学出身なので、社会1科目しか受験勉強していません。


私の歴史に対する認識。
日露戦争の後、ロシアで革命があって、共産党政権が誕生。
その辺の、日本史と世界史が関連している部分を除いて、
フランス革命の時日本はどんな時代?
十字軍の時代は日本は何していたの?
そんなのが、全くわからない。^_^;
自分の低レベルに世間を合わせるつもりはないのですが、
世界史と、日本史の同時代性を認識できる方意外と少ないかもしれない。
実際どうなんでしょう?


「歴史基礎」学んでみたい。
しかし、日本の教育問題ないですか?