第四間氷期

2014年の『S-Fマガジン』700号記念の「オールタイム・ベストSF」の国内長編部門、ズーット見ていくと。
安部公房さんのお名前発見。
コレは読みたい。


私が最初に読んだ安部さんの作品、芥川賞受賞作の「壁」

壁 (新潮文庫)

壁 (新潮文庫)

読んだ時、こっれってSF?
そう思いました。
私にとって安部公房さんはSFで芥川賞取った最初の作家さん。
そんな感じ。
歴代芥川賞受賞作品、全部読んだわけではないですが私が読んだ範囲では1番SFしてました。
「壁」
本当は安部さんの全作品読んでみたいと、学生時代には思っていたのですが、
結局読んだのは、
「他人の顔」
他人の顔 (新潮文庫)

他人の顔 (新潮文庫)

砂の女
砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

この2作品。
勅使河原宏さんが映画化しています。

砂の女 特別版 [DVD]

砂の女 特別版 [DVD]

コッチだと両作品収録されています。
勅使河原宏の世界 DVDコレクション

勅使河原宏の世界 DVDコレクション

どっちも、
CATVでこの数年の間に見ています。

SFマガジンに出ていたおかげで今回読んだのは、
「第四間氷期

第四間氷期 (新潮文庫)

第四間氷期 (新潮文庫)

版切れのようですが、以前ハヤカワからも出ていたようです。この作品『世界』に昭和33年7月〜34年3月に連載されたそうです。
55年前の作品です。
未来を予想する電子頭脳が出てくるのですが、
読んでいた私のイメージは、部屋を占領するでっかいコンピュータ。
書かれている時代を想像したので、電子頭脳のイメージは古くなりました、
そこ以外は全く古さを感じませんでした。
安部公房さんの描いたイメージの中でたっぷりと楽しませてもらいました。