「第3の嘘」「昨日」

アゴタ・クリストフさんの「第三の嘘」読みました。

第三の嘘 (Hayakawa Novels)

第三の嘘 (Hayakawa Novels)

この作品も文庫出てます。
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

3部作全部読みました。
3作目だけ独立して読めます。
212Pの解説にもあるように、

何が「真実」で何が「嘘」なのか、それともすべて「嘘」なのか、わからなくなってしまう。

1作目の「悪童日記

悪童日記 (Hayakawa Novels)

悪童日記 (Hayakawa Novels)

だけ読んでいれば「虚実」悩まなくて済むと思います。
でも3部作と知ると、2作目以降読みたくなる力が1作目にあると思います。
3部作、占領側のドイツでも話題になったようです。


日本軍占領時のことを日本人が書いた作品読んだことあります。
芥川賞」受賞作品にもありますね。
韓国・台湾・中国、他インドネシア・フィリピン・インドシナ半島や南洋の島々の日本が占領した国や地域の現地の方々の書いた、日本占領時の作品たぶん沢山あるのでしょうが、私は読んだことがありません。
探してみようか。


アゴタ・クリストフさんの作品読みだす直前。
「フォース・ダウン敵地脱出」

という映画を見ました。
内容も場所も違うのですが、ドイツに占領された側のお話なのでイメージが重なってしまいます。

墜落地はナチス軍の巣窟だった…。ナチス兵数千人VS墜落兵1人! 本国では年間第4位の興行成績を記録した戦争映画の名作!

世界的ベストセラー児童書『戦争の冬』(岩崎書店)を映画化。厳冬と言われた1945年・46年、ナチス占領下の冬のオランダで描かれる残酷なまでに悲痛な物語。各映画祭で大反響を巻き起こした本作は戦争映画通を唸らせること間違いなし!

《STORY》1945年1月。ドイツ占領下のオランダ。13歳の少年ミヒールは、レジスタンスに参加することを熱望するが、町長である父に猛反対されてしまう。そんなミヒールに友人のディレクが一通の手紙を渡し、レジスタンスに届けるよう頼むのだった。しかし、手紙を渡す直前、相手はドイツ兵に射殺されてしまう。渡すはずだった手紙の中には地図が入っており、ミヒールは身の危険を承知で地図が示す場所へ行くと、そこには墜落し怪我を負ったイギリス兵がいた…。

コメントされている方も書いていますが、このDVDジャケットはアクション映画要素出しすぎでそんな映画ではありません。
映画の紹介文にある。

ナチス兵数千人VS墜落兵1人!

確かにそうですが、VSつけるような派手な戦闘は無いです。
CATVのこの映画の解説引用します。

’08 ナチス占領下のオランダ。13歳の少年ミヒールは、墜落してケガを負ったイギリス兵と出会う。


アゴタ・クリストフはまりまして。
長編1作品・短編集1作品追加で読んでみます。
アゴタ・クリストフ - Wikipedia
2011年7月27日に亡くなっておられるので、この2冊で日本語になっている戯曲以外は、全て読むことになると思います。