悪童日記

アゴタ・クリストフさんの「悪童日記」読みました。

悪童日記 (Hayakawa Novels)

悪童日記 (Hayakawa Novels)

文庫も出ているようです。
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

ハンガリーからスイスに亡命して、全く知らないフランス語を勉強して、この作品をフランス語で書いて、フランスの大手出版社3社に投稿してそのうち2社には断られたけど、1社から出版されたという作品です。
たぶんフランス語が使いこなせないので、ご本人が投影された人物が主人公だと思っていたのですが、予想に反して双子の少年が主人公の1人称の文体。
最初チョットたどたどしいかな?と思ったのですが、余計な描写が無い分、ストーリーがすんなり頭に入ってきました。読書しながら途中で昼寝することも多いのですが、この作品は寝ないで一気に読めました。(手元の本は244Pです。)
第2次大戦中ドイツ占領時のハンガリーから、ソ連が侵攻して終戦を迎えたあたりまで書かれていました。
手元の図書館で借りてきた本は1991年1月15日初版の、1995年7月12日の31版です。
外国文学でこれだけ版を重ねているということはかなり売れた本なのだと思います。
全く気付いていませんでした。
その後気になるので、3部作の1作目ということなので、残り2作品読むことにしました。


昨日は帰宅後飲んでしまったので、これ書いているの16日朝です。