知的好奇心

昨日の話と関連します。
キャベンディッシュさん孤独感じていたのでしょうか?
今みたいに「世間がどうか」なんていう情報がそんなに伝わってこないので、
そんなに本人は孤独ではなかったのではないでしょうか?
そして自分の知的好奇心を満たすための時間に没頭する。
自分の人生を自分のためだけに使う。
これも一つの選択かもしれませんね。
思考するだけでなく、実験もキャベンディッシュさんかなり行っていますので、
実験道具自作するにせよ、材料は自分で買いに行っていたのだと思います。
人に頼んだのでは、人類最先端の実験を行っているので、
ご本人の望むものは買ってきてもらえないと思います。
だいたい人嫌いなので、その説明するくらいなら、
自分で調達に行ったと想像できますね。


昨日紹介した本の作者、
三田誠広さんですが、
ご本人も高校時代、1年学校に行くことやめています。
その間に自分の知的好奇心に任せて乱読と思考の日々を過ごされたようです。
その集大成としてMの世界という小説を書き、
河出書房の「文藝」学生小説コンクールに応募して入選しています。

そんな所から、三田さんご本人もキャベンディッシュさんとの接点感じていらしゃるのかもしれません。
その17歳の時のこと、ご本人が1冊書いています。
十七歳で考えたこと

十七歳で考えたこと

結局同級生とは1年遅れで学校を卒業しています。
高校時代に1年学校を休学して自分のために過ごしたこと、
三田さんにとってはプラスになったことと思います。
1年で復学できたこと、そのとき三田さんのご家族がど接していたのか、
そのへんのところは今の親たちの参考になりそうですね。
三田さんのために、
「孤独ではあったけど、孤立はさせていない」
そんな感じできっと強い干渉をすることもなく、大人になるためのステップとして、
暖かく三田さんを見守っていたのではないかと思います。
孤独は人をダメにもするけど、強くもすると思います。
三田さんのご家族ですが、
父親は、「コピーの三田」創業者です。
姉は女優の三田和代さんで、兄が会社ついでいました。
今は京セラに吸収されています。
ちょっと蛇足でした。
蛇足ついでに、孤立ですが、「凛」としてそこにあるという感じだと、
精神的な強さを感じていイメージを覚えます。
「孤立を恐れず・・・」なんかとってもかっこ良いイメージになります。
ただ、この言葉、「自分勝手」とか「ドクゼン」といった負のイメージも付きまといますね。


こういう経験をお持ちの三田さんを、
私なら、今話題の「教育再生会議」のメンバーに推薦したいです。
今学校にいけない子供たちの中にも、
きっとすごい才能が埋もれていそうな気がします。


少し自分のことも書いてみます。
登校拒否・自殺願望は経験ないのですが、
会社辞めて、部屋にこもって読書していた時があります。
1人暮らしなので、口数の多い私が1日誰とも話さなかったりしました。
落ち込んでいたわけではなくて、今まで仕事・仕事で充分な時間が取れなかったので、
まとめて、様々な本を読もうと思ったわけです。

にっぽんの仕事型録〈上〉あ~せ (小学館文庫)

にっぽんの仕事型録〈上〉あ~せ (小学館文庫)

にっぽんの仕事型録〈下〉 (小学館文庫)

にっぽんの仕事型録〈下〉 (小学館文庫)

社長物語

社長物語

他にも読みましたがこの時は、小説は最後の「社長物語」ぐらいしか読まなかったと思います。
この本小説ですが、会社設立から運営までわかるようになっています。
ただ今考えても、この時が1番自分の命が軽く感じられました。
元々は元気だったのですが、買い物以外は部屋にこもっているうちに、
死にたいと思ったわけではないですが、
他に表現の仕様がないのですがなんだか「自分の命が軽く」感じました。
この時は、会社にいた時の取引先に用事があって訪問した時、
そこのご主人に、
「○○君はあまり家にこもらない方が良いよ」
と言われまして、自分でも納得する所ありました。
人体実験を自分で行ってしまいましたね。
その後手配して、京都・摂津・大阪・岡山と会社時代の友人の家を2週間ぐらい転々として帰って来ました。
勿論元気でました。


人と接していて元気がなくなることもそれは時々ありますが、
概ね人と接している時は自分も元気になりますね。
仕事も今は全てのお客さんが自分のお客さんなので、
仕事も私に元気を与えてくれます。
会社にいたときから、お客さんの所にいるほうが会社にいるより好きだったです私。


最近さぼっていますが、そんなことから試験勉強も外でしています。
(部屋が片付いていないからとも言えますが)
その後飲みに行って元気を出してますね。
これを読んでいる1人暮らしの方いると思いますが、
1人暮らしの場合は、家にこもらない方が良いと思いますよ。