西山太吉さん

詳しいことは以前コチラ↓で書いています。(リンク付)
2006-07-23 西山太吉
毎日新聞記者で、沖縄返還交渉時の日米間の密約を報じて、
国家公務員法違反の罪で有罪になった方です。
その後「密約が本当にあった」という米公文書や、
交渉の当事者の外務省元アメリカ局長の証言などもあり、
西山さんが賠償請求していました。
その判決が東京地裁で27日にありました。
朝日新聞・朝刊第二社会面(手元の新聞では38面)によると、

不法行為から20年が過ぎれば自動的に損害賠償請求権は消滅する」という民法の「排斥期間」を適用し、請求を棄却した。密約の有無については判断をしなかった。

という記載あります。
結局、冤罪だと私は思うのですが、そこの判断しなかったわけです。
この判決に対しての外務省報道官の談話は、

「日米間の合意は協定に書いてあることがすべてで、一切密約は存在しないという明確な立場をとっている」と語り、従来の外務省の立場を強調した。

西山さん、控訴するそうです。
西山さん74歳(誕生日来ていたら75歳)です。
お体を労わって、控訴で納得できる判決出ると良いですね。
裁判官も本質から逃げないでいただきたい。
司法・行政・立法、三権分立成り立っていませんね。
密約の有無、司法の場ではっきりさせて欲しいです。
裁判員制度、刑事裁判ではなくて、こういった民事裁判で導入してくれればいいのに。