ダンス・ダンス・ダンス

今日から7日まで休みます。
7日の分だけチョット長めです。
実家に帰ってきました。
2008-01-03 村上ワールド - なんやかんや
にも書いたように、デビュー作からの3作、
1979年『風の歌を聴け』
1980年『1973年のピンボール』
1982年『羊をめぐる冒険』
は登場人物全て関連があります。
その後、
1985年『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
1987年『ノルウェイの森』
と書いていて、次作、
今日のタイトルの『ダンス・ダンス・ダンス』を1988年に出しています。
これらの本は全て実家においてあるので、今回ダンス・ダンス・ダンス29日の1日で全て読みきるつもりでいたのですが、
AM11時ぐらいから読み出して、不覚にも昼寝までしてしまったので、
上下巻計683P中170P読み残しました。
夕食時実家なので、飲んでいた。って言うのも読み残しの原因です。
最初から、夕食までに読み終わるつもりだったのですが無謀だったようです。
30日は出かけて、1・2は仕事したので、残りは今日読みました。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

この作品のあとがきに、

この小説は1987年12月17日に書き始められ、1988年の3月24日に書き上げられた。僕にとっては六冊目の長編小説にあたる。主人公の「僕」は『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』の「僕」と原則的には同一人物である。

と書かれています。
この作品も発売時に読んでいるのですが、最初の3作と何がどう関連しているのか記憶が当てにならなくて理解できていませんでした。
『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』と『羊をめぐる冒険』冒険の関連性今年の正月に理解しました。
この『ダンス・ダンス・ダンス』前3作の中で特に『羊をめぐる冒険』との関連高いです。
『羊をめぐる冒険』で、耳のとっても素敵な女性が「僕」の生活にかなり絡んでくるのですが、
突然姿を消して最後まで出てきません。
この本を読んだ時、もうチョット彼女は作中に絡んできても良いような気がしていました。
このへんさすがに、今年の1月に読んだので覚えています。
最初に読んだ時は、羊とダンスの間に6年もの時間が流れているので、
私の記憶から全て消し去られてしまったのですね。
で、村上さんにも同じ思いあったようで、
彼女がこの作品では実像は一切出てこないのですが、
映画の中や「僕」が語る記憶の中などで登場しています。
今回は「キキ」という名前も与えれてています。
実像が出てくる「羊男」さんより露出度高いです。
そんなこと全く29日に読むまで気付いていませんでした。
私の記憶力がいい加減なのかもしれませんが。
映画でも、小説でもシリーズ物は同時進行ではなく、
全部揃った所で、一気に見たり読んだりしたほうよりいっそう理解できますね。

下巻の21ページにビーチボーイズ『ファン・ファン・ファン』を聞きながら以下の会話が書かれています。

「懐かしい」と彼は言った。「ねえ、信じられるかい？これが流行ったのはもう20年も前なんだぜ」
「まるでつい昨日みたいに思える」と僕は言った。
　五反田君は決め兼ねるような顔つきでしばらく僕を見ていた。それからにっこりと笑った。
「時々君は複雑な冗談を言うね」と彼は言った。

で、私は「僕」の発言冗談とは思えない感覚で今生きています。
その、現実をこの本によって再確認しました。
この本出たの、さっきまで読んでいた初版本によると、
1988年10月24日です。
今は2008年5月3日、約20年経っています。

この本、様々なアーチストの名前が出てきます。
80年代のアーチストから、私の知らない世代のアーチストまで。
結構知っているアーチスト多かったです。
上巻16Pで、

ラジオからは単調なヒューマン・リーグの唄が聞こえている。ヒューマン・リーグ。馬鹿気た名前だ。なんだってこんな無意味な名前をつけるのだろう？昔の人間はバンドにもっとまともな節度のある名前をつけたものだ。

と村上さんに散々言われている、ヒューマン・リーグ
私お気に入りのバンドです。

デアー

画像つきで紹介したのは、

ガイド本『UKニュー・ウェイヴ』と連携した企画。81年の3rdアルバムを、2002年のリマスター音源にて復刻。女子高生2人をコーラスに迎えた作品で、世界的大ヒットを記録した。

ということで、私はこのオリジナルの81年のアルバム凄く気にいていました。
紹介した方はまだ聞いていません。

新聞ネタ書いていないですが、4月29日からなんだか忙しくて、
新聞全く読んでいないし、返信必要なメールは読んでいますが、未読メールが溜まっています。宿題メールも発行された28･30・1・2日分読んでない。