0ってすごい!

昨日の朝日・朝刊2面時時刻刻ソマリアに海自派遣についての記事から一部引用します。

自衛隊の海外派遣では、これまで1人も殺害する事は無く、1人の被害者が出ることも無かった。

自衛隊の海外派遣いまだに反対している私ですが、
海外で、1人も殺害していないってことは確かに素晴らしい。
だだ、

今回の海自派遣が「かなりの確率で外国人を殺傷する初めてのケースになる」(防衛省幹部)との懸念が背景にある。

とのこと。
自衛隊を海外に出す事に成功した政府は、今度は自衛隊の海外での外国人の殺傷の実績が作りたいのでしょうか?
自衛隊の事を、自衛隊という軍隊とは違う組織として、私たち日本人はとらえていますよね。
でも海外から見たらどうしたって軍隊という認識になると思います。
ただこの軍隊は、海外派遣で、これまで1人も殺害した事は無い!
これは胸を張って言えますね。
ところが、1人でも殺してしまうと、当然もう人殺しになってしまうのです。
「100人殺そうが、1000人殺そうが一緒。」
とは、私言いません。
でも、1人も殺していないのと、1人殺しているのではそこに大きな差があると思います。
真水の中に墨を1滴たらしたとして、それをどんなに水で薄めても、けして真水には戻りませんよね。
1人殺してしまった軍隊は、100人1000人何のためらいも無く殺してしまいそうな気がします。


で、なぜか、自衛隊側は派遣に慎重だったようです。

防衛省内には「あんなスカスカの法律で出せるのか」(幹部)との声もある。

もっときちんと武器使用を認めた法律の元で、きちんと仕事がしたい!
そういうことのようです。
派遣されたくなかったのではなく、もっと積極的な活動がしたいようです。

ただ、防衛省は、新法を制定して派遣するのが筋との立場を崩していない。浜田氏は28日に海上幕僚長らに準備指示をした後も「新法が整備されるまでの応急措置として海上警備行動を発令する状況もあり得る」と述べ、海警行動は「つなぎ」との認識を強調した。

海外に自衛隊が出ること自体納得できない私ですが、
今度は海外できちんと外国人が殺せる軍隊を目指しているのですね。
自衛隊に海外で外国人を殺した事のない軍隊でいて欲しい!
そう望みます。