シモーヌ・ヴェイユさん

シモーヌ・ヴェイユさんの「重力と恩寵」読みました。

重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)

重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)

書店で見つからなくて、アマゾンデビューのきっかけになった本です。
以前そのこと書いています。
2009-12-30 元町夏央さん - なんやかんや


ウィキエペディアです。
シモーヌ・ヴェイユ (哲学者) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A6_(%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85)
結構ウィキペデアにに書いてあることを理解するのも難しいです。(^_^;)

1943年、34歳でその生涯を閉じる。主著は『重力と恩寵』などで、著書はすべて死後出版されたものである。

ヴェイユが残したノートを彼女の友人のティボン神父が編集した本『重力と恩寵

この本は、ティボンさんがノートの文章を「脱創造」「愛」「悪」「不幸」というように、項目ごとに整理して編集されています。
気になるテーマごとに読んでもいいです。

私も一気に読む気でいたのですが、集中力が持たないので、項目ごとに少しずつ読んでいました。
でも、文字面を追っているだけで、その奥にある深い意味を理解する事がほとんどできていません。敗北感あります。
少し本文引用しますね。


「宇宙の意味」という項目の中に書かれた一文です。

ふたつの極端な傾向。宇宙のために、自己をほろぼすこと、または、自己のために宇宙をほろぼすこと。無となることができなかった者は、自分のほかのすべてのものが存在をやめるようなときに逢着する危険がある。


「幻想」という項目の中に書かれた一文です。

 私の中の低い部分も、神を愛さなければならない。だが愛しすぎてはならない。それは神ではなくなってしまうだろう。
 のどが渇いているとき、空腹であるときのように愛するといい。ただ、もっとも高いものだけが、十分に満足を与えられていい権利をもつ。


とても集中して味わう気持ちはあるのですが、文字の上を私の意識が滑っていった感じがしています。(^_^;)
松岡正剛さんもこの本取り上げていたので紹介しておきます。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0258.html
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0258.html