「乙女の密告」

平成22年/2010年上半期
第143回 芥川賞受賞作
赤染晶子さん 「乙女の密告」読みました。

乙女の密告

乙女の密告

行きつけの地区センターで、文藝春秋の最新号に掲載されているのを学習室に持ち込んで読みました。
こんな内容です。
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103276614/hatena-ud-22/ref=nosim

京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)―第143 回芥川賞受賞。

「乙女」の響きが印象に残ります。
アンネの日記』という重い題材から、逃げることなく、しかもユーモアセンスを失うことなく書かれていて、好感を持ちました。
京都の家、がでてくるのですが、いつも書いていますが私は京都に住んだことがありイメージできました。


ウワー、もう5年前なんですね。
京町屋の特別拝顔があって吉田家を見学しています。
写真1枚しかないですがリンクしておきます。
2005-08-02 京都 吉田家 - なんやかんや
これ書いたの、このブログ書き出して4日めです。


選評を先に読んで、本文読んだのですが、
村上龍さん、この作品に違和感あって、あまり推さなかったようです。
その分部私は気にならずに読みましたが、ご指摘のようにその部分がしっかり書かれていると、もっとすごい作品になったと思います。
正直に書くと、私の読解力では龍さんに指摘されないとそこまで読み込むことはできませんでした。ってことです。(^_^;)
龍さん編集者だったら、作家さんも育ちますね。
選評もリンクしておきますが、かなり短いので、文言春秋に書かれているほうをお薦めします。
でも、先入観無しに作品を読んだほうが良いかもしれませんね。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo143.htm
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo143.htm


さて、昨晩・結局日付変わって今日の0:30ぐらいまで出たり入ったりしましたが、肝心の流星群の流れるあたり雲の中で見ること出来ませんでした。
東日本は台風の影響で見られなかったのではないでしょうか?
西日本はきれいに飛んだのでしょうか?
ペルセウス流星って最近は天気に恵まれていない気がします。