ボヴァリー夫人・坑夫

本当は、寝たいのですが、11時前から、新しいパソコンのウインドーズバックアプBD-REにはじめてしまった。
バカだね、今89%。
なので「なんやかんや」更新します。


2010-12-13 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」の手引き - なんやかんや
に書いた、作家さんの本読み倒す気になりました。
14日に図書館にいって借りて来ましたよ。
昨日は、1日仕事しないで引きこもり。
朝・昼・晩も全部部屋にあるもの食べました。
で読んだのが、
フローベルさん。
村上さん作品名出していませんでした。
何を読もうか?
そんなに悩みませんでした。
この方は、ヤッパリ、
ボヴァリー夫人」ではないでしょうか?

ボヴァリー夫人 (上) (岩波文庫)

ボヴァリー夫人 (上) (岩波文庫)

ボヴァリー夫人 (下) (岩波文庫)

ボヴァリー夫人 (下) (岩波文庫)

岩波文庫で借りて来ました。
気になる作品ではあったのですが、
なかなか読む気にはなりませんでした。
合計464P 一気に読みました。
主人公登場前と、主人公のことが書かれなくなっても、その後日談もしっかり書かれています。
この本、チョット辛いかな。
いかんせん救いが無い。
でも、確かにすごい作品です。


でもう1作品、14日に読みました。
青空文庫のリンクもしましたが、
チョット読んでみて、読みにくい。
文庫借りてきました。
夏目漱石さん「坑夫」

坑夫 (新潮文庫)

坑夫 (新潮文庫)

イヤー借りてよかった、
短篇だと思っていたのですが、
そうでもない。
解説入れて、229Pありました。
これは青空文庫で読むにはしんどいです。
最初退屈だったのですが、
坑内に主人公が入るシーンあって、
記憶に間違いなければ、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの」
獣のでてこないサイド、「街と、その不確かな壁」が元になっていないほうに、なんかそういう「地下道」みたいなところを行くシーンがあって、そことリンクしました。
村上さんこのシーン書きながら、「坑夫」の事考えたのだろうか?
なんてね。
「坑夫」の安さんという人が終わりのほうで出てくるのですが、主人公との会話が良かった。
この作品は、村上さんが

以外にくる。

って書いてなかったら、絶対読むことが無かったと思うので、出会えて良かった。
漱石読んだことあっても、この作品読んでいる人キット少ないと思うのですがいかがでしょう?
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アマゾンでは以下のように紹介されています。

作家としての漱石の、『虞美人草』に続く新聞連載第二作目。漱石に自分の体験を小説にしてほしい、と申し入れてきた青年荒井某の話を元にしている。

訳あって家を飛び出した19歳の主人公は、ポン引きの長蔵に坑夫にならないかと声を掛けられ、二つ返事で承諾してしまう。途中で赤毛布、小僧もメンバーに加わり、銅山まで旅する。辿り着いた先の飯場で坑夫たちに嘲弄されながらも、翌日主人公は炭坑の奥深くへと降りていく……。

主人公の意識の流れがさまざまな要因によって、右へ左へと180度変わってしまう様子を、物語の当時から時間も経って成長した主人公の視点から分析していきます。極限状況の下で、いかに深層心理が浮かび上がってくるかを省察した好著です。


バックアップも終わったので寝ます。