簡単ストレスチェック

ストレスチェックは今からちょうど2年前の2015年12月から、労働者が50人以上いる事業所に対して毎年1回全ての労働者に実施することが義務付けてられています。
労働者がストレスチェックの結果により不利になる事がないよう、様々な配慮がされていますので、ご紹介します。


1、ストレスチェック基礎知識

○ 結果(ストレスの程度の評価結果、高ストレスか否か、医師の面接指導が必要か否か)は、実施者から直接本人に通知されます。
注意! 結果は企業には返ってきません。結果を入手するには、結果の通知後、本人の同意が必要です。
○ 結果*1は、医師などの実施者(またはその補助をする実施事務従事者)が保存します。
テストの結果によっては面接指導が行われます。
ストレスチェック結果で「医師による面接指導が必要」とされた労働者から申出*2があった場合は、医師に依頼して面接指導を実施*3しましょう。
○ 面接指導を実施した医師から、就業上の措置の必要性の有無とその内容について、意見を聴き*4、それを踏まえて、労働時間の短縮など必要な措置を実施しましょう。


ストレスチエックの結果を医師が見て労働者に面接指導を勧めるのですが、最終的に労働者が申し出ないと、面接指導は行われませんし、企業側も労働者が申し出るまでは、ストレスのある労働者を知ることがない。というわけですね。


さて、50人以下の事業所に勤務していても、当然ストレスはありますよね。
そこで、簡単にできるストレスチエックご紹介します。


2、5分でできる職場のストレスチェック
まず、こんなキーワードで検索してください。

結果、厚生労働省が用意してあるページが出てきますね。

5分と3分と2種類あります。5分の画像です。

実際5分の方やってみましたが、本当に5分程度で終わります。表示されたグラフは個人的なものなので割愛しますが、以下の3種の分析がされます。

簡易テストですが配慮も怠っていません。

ここでご紹介した、ストレスチェックは「こころの耳」という厚労省のホームページに掲載されているものです、検索を「こころの耳で」してみて下さい。様々なメンタルヘルスに対するサポート情報が掲載されています。
 

3、ストレスチェック実施プログラム
 パソコンへのインストールが必要になりますが、厚生労働省ストレスチェック用のプログラム作成していて、無償で配布されていますのでご紹介します。
 こっちは、こんなキーワードで検索してください。

 検索結果のここ↓からダウンロードできます。

この「新たにダウンロードする方」を選んでください。画面変わって上部に表示される、マニュアルも全てダウンロードすること、お薦めします。

一番下にダウンロード出来る場所あります。

ダウンロード完了したプログラムこんな感じです。

マニュアルを見ながらインストールしてください。ただ簡単にはいかないかもしれません。
パスワード入れて入る管理者管理画面です。

項目の一番下に注目!
労基署への報告もできるような、かなり実用性のあるプログラムが提供されています。


解答者が最初に見る画面です。

まず解答者の情報を入力します。

質問画面です。

解答が終わっても結果は表示されません。
実施者が結果を印刷するか、データとして解答者に渡します。実施者もパスワードを入れないと結果見ることが出来ず、しっかり配慮されています。


これはチラシとして既に作成していた物を、「なんやかんや」にも掲載しました。
ネットなので、ワンクリックでサイトに行けるので最後にアドレスで掲載しておきます。
感心のある方やってみてください。


5分でできる職場のストレスチェック|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(自殺対策を含む)
http://kokoro.mhlw.go.jp/check/


こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
http://kokoro.mhlw.go.jp/


「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム」ダウンロードサイト
http://stresscheck.mhlw.go.jp/

*1:結果を企業内の鍵のかかるキャビネットやサーバー内に保管することもできますが、第三者に閲覧されないよう、実施者(またはその補助をする実施事務従事者)が鍵やパスワードの管理をしなければいけません。

*2:申出は、結果が通知されてから1月以内に行う必要があります。

*3:面接指導は申出があってから1月以内に行う必要があります。

*4: 医師からの意見聴取は、面接指導後1月以内に行う必要があります。