北条裕子さんの「美しい顔」読みました。
第61回群像新人文学書受賞作、
東日本大震災を正面から捕らえた作品なのですが、
芥川賞受賞前に、作品中の震災時の表現が他のノンフィクション作品との酷似が指摘され、問題になりました。
作者のウィキペディアがそのあたりのこと詳しく書いてあるので、リンクします。
私の記憶で単行本発売予定だったのですが、アマゾンでも出て来ないので、この作品読むためには私のように図書館で群像2018年6月号で読むしかないようです。
もし芥川賞受賞していれば相当話題になったと思います。
引用なり、参考文献の件であることないこと書かれて、作品以外の点でセンセーショナルな扱いを受ける可能性がそれ以上に高かったと思います。
受賞作群像に発表する前に、編集者の方や講談社がこの問題、作者と話し合って群像での掲載を先延ばししても、いい形で世に出すことが出来なかったのだろうか?
そう思います。
問題はあるにせよ、私は読んでよかったと思います。