地図と拳

小川哲さんの「地図と拳」読みました。

 

図書館で借りてその厚さにビックリ。

参考文献含め633Pありました。

2段組み好きではないので、内容に引き込まれ読みやすかったです。

小川さん1986年生まれ若い!

ですが今回の舞台は満州国

参考資料沢山出てきましたが、日本が加害者であった部分しっかり書かれていて、好感持ちました。確かに国内にいた多くの日本人はほとんど被害者なのですが、国外で日本軍がしたこともきちんと書かれなければならいと私は思っています。

実際に国外で色々とやらかしてきた方々は今ほとんど故人。

生きていてもこれだけの作品は年齢的に執筆は無理だと思います。

調べた資料を基にノンフィクションというのもありとは思いますが、フィクションの方がもう少し自由に書けますね。今36歳の小川さんのチャレンジ素晴らしい。

600Pもあるのですが、登場人物も多いので後半もう100P*1ぐらい書いてほしかった。

そんな感想持ちました。

 

 

*1:200Pでも良いですけどね