映像にだまされる

さっきニュース23見てたら、
アメリカであったハリケーンの映像の中で、
スーパーからどさくさにまぎれて、
盗みをしている映像が、流れてました。
アメリカって、そういう国なのかなって思ってしまいました。


日本もそういうことになってしまうのでしょうか、
特に心配なのは東京で地震があったときですね、
略奪などがなくて、
物資が、公平に行き渡って、
しかも助け合いのできる国であって欲しいと思います。


阪神大震災のことを思い出しました。
地震があったのが、火曜の早朝で、
私は金曜から神戸に入ってます。
(残念ながらボランティアではなくて、
2人乗れるバイク持ってるってことで、
社用で選ばれて行ってます)
その時火災による被害の多かった長田区まで行きました。
新聞やTVで、火事によって空襲の後みたいな、
写真や映像をたくさん事前に見ていました。
どんなにすごいことになっているのかと思っていました。


実際に被害に会われた方には申し訳ないのですが、
私が現地で見た時の感想は「たいしたことない」でした。
「たいしたことはある」のですよ。


確かにTVや新聞の伝えていることは真実です。
でも、長田区の場合、空襲ではなく火事だったのです。
焼け野原になって、報道されている場所から、
次の角を曲がると、確かに地震で傾いてはいますが、
町並みは残っていました。
あの報道を見て、
全部焼け野原
と思ってしまった自分が悪いのです。
冷静に考えれば判ることですが、地震の火事ですから被害は大きいですが、
空襲ほどではないわけです。
ただ、報道する側も焼けている所と、
そのすのすぐ側の映像の対比出てなかったと思います。
もちろん私が見てなかっただけというのも否定はしません。
でも報道というのはどうしても、極端な例を紹介してしまうものなのでしょう。


ということで、書き始めの台風での略奪シーンも、
実際はそんなに多く見られたシーンではないことを期待します。
人心が乱れることによる被害の拡大は防ぎたいですね。
で思い出したのが、
バグダットであったパニックでたくさん死んだニュースと。
昨日は関東大震災にちなんだ防災の日だったことです。


追加
今日の朝日夕刊によるとニューオリンズでは略奪・暴行が
横行してるみたいです。