政党の新しい形

昨日は小選挙区への批判でした。
今日は政党への提言です。


衆議院は今までと同じ自公連立政権が法案可決して、
参議院に回してきます。
参議院では民主党主体の野党勢力が強い議会になっています。
衆議院が可決した法案、民主党側が一致団結して可決又は否決しにくいような「癖球」をあえて自民側が参議院にまわしてくる作戦考えられそうな気がします。
例えば9条改正について、*1
民主党内部には、元社会党の方たちのような「9条を守ろう」という勢力いるはずです。
逆に、場合によっては連立相手の公明党より、自民党と仲良く手を組んで、「9条を変えよう」という勢力もいるはずです。
そういう民主党内部で団結できない内容他にもありそうです。
そういう法案をあえて衆院で可決して、参院での民主党の「バタバタ」状態を有権者にさらす、
民主党は烏合の衆」
そんな状態を作って、
「こんな人たちに政権任せられますか?」
こういう戦略をとるわけです。


自民党の衆参議員の勇気のある方、
党議拘束に逆らって「郵政民営化反対」の票入れたの思い出しますね。
その結果法案参院で否決、
「ならば」と小泉さん衆院解散して国民の意思を問うたわけですね。
「力の政治」
「逆らうものは切り捨てる政治」
実行して、結果大勝利!
となったわけです。
安倍さんになって、郵政離反議員平山さん以外、侘びを入れて自民戻りました。
郵政民営化、賛成か反対か私にはそんなことはたいした問題ではありませんでした。
ただ、党の意見に異を表明した人たちをつぶしてしまうやり方には賛成できませんでした。
その流れが、今の自民党が言われている「弱者切捨て」に通じるものがあるような気がします。


民主党自民党のからの癖球を、党議拘束して党の意見に議員さんたちを従わせるのでしょうか?
で私の提言です。
そういった癖球にはあえて党議拘束しない。
各議員が自分の信念・心情に基づいて自由に投票するのです。
自民党案に賛成するのも、反対するのも自由。
法案が通っても通らなくてもかまわないのではないか?
そんな気がします。
無責任では無いと思います。
党として議員さんに判断を任すわけです。
民主党は「烏合の衆」といわれるかもしれませんが、
私はそうは思いません。
議員さんの多様な意見を尊重して、それを政治に生かしていける党。
そんなイメージを持ちます。
以前にも書きましたが、
2007-02-19 イラク増派反対決議
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070219

米下院(定数435)は16日ブッシュ米大統領が示したイラクへの2万人以上の米軍増派に反対する超党派の決議を、246対182の賛成多数で採択した。与党共和党議員からは17人が賛成にまわった。

民主党からも保守的な米南部選出の2議員が反対にまわり、

こんな自由があります。
別に離党にもなっていないようです。
そういうのが「あたりまえ」なのですね。
私の理想です。
そうなると、社民党共産党国民新党などの他の野党との関係も良くなりそうです。
衆議院解散で野党選挙協力の芽が見えてきますね。
場合によったら、自民党公明党との関係も良くなってしまう可能性だって否定できないと思います。
そこまでいくと2大政党とか言っている意味もなくなってきそうです。
似たような2党があるのではなくて、多様な意見を持った議員さんが、
それぞれ自分の考えをぶつけ合って政策を練っていく。
選択肢たくさん出てきそうです。
そういった政治への1歩、民主党踏み出してもらえないものだろうか?
そんな期待持ちます。
そういう懐の広くて深い所を有権者にアピールするわけです。
私は、そういう党に政権を担って欲しいと思います。

*1:これは国民投票になるようですが