昨日書いた、
2つのニュースに隠れそうで、気になる2つのうちの1つです。
の昨日書かなかった、もう1つです。
28日朝日・夕刊手元の新聞で2面中央に以下の見出しあります。
NHKの要請放送「国の基本政策」など限定
以前書いた、
2007-03-20 放送法改正
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070320
の時点では、
○「命令放送」の表現を「要請放送」に(調整中)
だったのですが、いつの間にか調整すんで、
命令放送の表現は=要請放送になっているようです。
記事から引用します。
当初の改正案は、NHKへの命令放送を要請放送に改めたうえ、「区域、時項その他必要な事項」を指定できるとしていた。しかし、民主党が「表現の自由への介入だ」として制度廃止を要求。自民党は対象を限定することで歩み寄った。
民主党,、良いこと言いますね。
この問題、
NHKTVの放送に対して、安倍さんと中川昭一さん、介入した疑いありましたね。
その後、北朝鮮に対する「拉致」重点放送求める話ありました。これが命令放送でした。
そして、「あるある」の捏造問題出てきました。
そんなわけで、色々と話が繋がってきます。
関心ある方は、この「なんやかんや」で命令放送で日記の検索してみてください。
今書いている回も含めて8件出てきます。
この記事中の以下のまとめ記事わかりやすいので引用しておきます。
放送法改正案の骨子
(改正案)→(修正案)
●放送局への新たな行政処分→削除
●NHK経営委員会の権限強化→「番組編集への介入を禁じる」と明記
●NHKへの命令放送を要請放送に変更→「国家の緊急時」「国の基本政策、文化・伝統」などにかかわるものに限定
●放送持ち株会社の新設・1企業が保有できる持ち株会社の株式は最大50%→3分の1未満
改正案より修正案の方が表現の自由を守る方向になりましたね。
でも良く考えてみると、歩み寄ってはいますが、これまでより表現の自由の幅は少なくなっていることに変わりはないですね。
今朝日の、夕刊には「新聞と戦争」とうい連載が長い間されています。
朝日が、戦争反対だったのに、どのような過程で戦争に協力的になっていったのか。
そういうことが検証されています。
今は新聞より、TVの方が影響力大きいですね。
放送法の改正もそういう意味で、表現の自由が少しずつ国によって奪われていく過程なのだと思います。*1
どんな形で放送法が変更されているのか「なんやかんや」に残しておくこと将来意味があるかもしれません。
でも本心は
「無意味だった」
って結論の方が良いと思っています。
「意味があった」
ってことはその時代は表現の自由が今より守られていないことになりますから。
*1:少し大げさだとは思いますが、最初から大幅な変更は受け入れられるわけがないので、少しずつ変化はおきるのだと思います