日本版FCC

今週はズ〜〜〜〜ト雨で、しかも台風まで来るようです。
洗濯物が溜まっていて、昨日洗濯したのですが当然部屋干し。
金曜か土曜まで、湿ったままで室内に干したままになってしまうのでしょうね。
チト辛い。(^_^;)


本題です。今日の私の手元にある、朝日・朝刊1面は、

権力の番組への不当介入監視 
日本版FCC構想で総務相

でした。
「権力が番組に介入」って、安倍さんや、亡くなった中川さんがNHK従軍慰安婦問題を取り上げた番組にクレームつけたこと思い出しますが、
この記事では、総務省が放送局に対して行った行政指導問題にしているので、
3面の関連記事の「放送局に対する総務省(旧郵政省)の主な行政指導」
のなかにはこの件、出てきていません。
これ、もし本気でやるのなら、総務省というより、そういった広い意味での権力からの不当介入に範囲を広げるべきだと思います。
asahi.comです。
http://www.asahi.com/politics/update/1005/TKY200910050436.html?ref=any
http://www.asahi.com/politics/update/1005/TKY200910050436.html?ref=any

原口一博総務相は5日、朝日新聞の単独取材に応じ、設置を検討している放送通信行政にかかわる新組織「通信・放送委員会」の具体的な構想を初めて明らかにした。放送局に対する総務省の規制・監督を監視する組織とし、番組内容などへの不当な介入を防ぐ役割を持たせる。「言論の自由を守るとりで」とする考えだ。

 通信・放送委員会は、民主党が総選挙前に公表した「政策集」で設置する方針を掲げていた。政策集によると「国家権力を監視する役割を持つ放送局を国家権力が監督する」という現行制度の矛盾を解消することが目的だ。

 自民党政権時代には、関西テレビの「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題をきっかけとした07年の放送法改正論議で新たな処分規定が検討されるなどメディア規制の動きが何度も浮上。放送免許を付与する権限を持つ総務省も、番組の内容に問題があったなどとして、しばしば行政指導を行ってきた。

 原口総務相はこうした経緯を踏まえ、時の政権の意向が放送局への圧力となり、言論統制が起きる恐れがある、との認識を示した。その上で、委員会の基本的な性格を「政治権力から独立した委員会」とし、言論統制の危険を排除する、と強調した。

 具体的には、警察庁に対するチェック機関である国家公安委員会のような独立行政委員会として組織。法的権限を与え、総務省に報告や是正を求められるようにする。

 委員会は、政府からの独立性が高い米連邦通信委員会(FCC)がモデルの一つとされ、政策集では「日本版FCC」と名づけられていた。

 FCCは番組の内容を規制する権限も持っているが、委員会は放送界の自主・自律にゆだね、口出しはしない。放送による人権侵害などの救済は、現在は、NHKと民放がつくる第三者機関、放送倫理・番組向上機構BPO)が担っているが、今後もこの枠組みを尊重していく。

委員の選任は政治的な中立性を重視することとし、国民の直接投票による公選制の導入も検討する。

 今後、有識者らによる懇談会を設け、基本構想をたたき台に1年程度議論。設置法案をまとめて、11年の通常国会に提出したい考えだ。

 原口総務相は「だれが政権にいようと、どんな政治形態になろうと、放送の自由、表現の自由報道の自由は守られなければならない」とし、「政治権力による言論の自由への侵害を見張る機関をイメージしている。言論という大きな権力を国家が支配下に置こうという動きに対抗する装置が必要だ」と述べた。(丸山玄則、赤田康和)

という事で、元々民主の政策のようです。
権力によって、権力をいつでも批判できるように守られる。
なんか怪しい感じしますが、
権力が暴走すると、報道はまず太刀打ちできませんね。
権力側も、自分のもっている力が間違った方向に行かないように監視してね。
っていうことだと思います。
それは、報道する側も当然、自浄作用期待されますし、
間違った報道をしないように、監視も必要になります。
馴れ合いではなく、お互いが相手の意見を尊重しあって、軌道のそれを修正していく事大切ですね。
本当は、これら全てを監視知る目は、私たち国民がするべきですね。
そのためには、必要な全ての情報を、各種権力が正直に公表していく事が大切ではないかともいます。
密室で○○は良くないですね。

ただ。今日の「あらたにす」を見ていると、一番上は

行政刷新会議に稲盛・京セラ名誉会長、片山・前鳥取知事

になっています。
この記事私の手元にある新聞では、1面左横に入っていました。
この場所、サッカーとかの深夜に結果出たときに書かれたりしているので、
締め切り直前に入ったニュースを入れているのかもしれませんね。