大人気ない

昨日の朝日・朝刊1面左

ギョーザ事件
中国側会見に警察庁反発
薬物浸透せぬ・情報提供している

の見出しあります。
さらに2面の「時時刻刻」で詳しく書かれています。
見出しは、

日中の捜査 亀裂

となっていました。


中国側の会見見て、
「何言ってんだよ」
正直思いました。
中国の捜査確かなのか?
そんな疑問浮かんできます。
でも、日本人だから仕方ないけど、その考え落ち着いて冷静に考えたら良くないです。
「キッパリ」*1
捨てましょう。
日本は安心で、安全。
だから餃子にも日本で農薬混入するわけない!
そう思いますね。
忘れてませんか、
白い恋人」「赤福」「ミートホープ」「雪印」「不二家
全然安全で安心ではないですよね。
つい最近の出来事です。
中国から輸入というだけで先入観*2持ちすぎではないのか?
そんなこと私思いました。


今回の事件ですが、日本側が調査結果先に発表しました。
「日本で薬物の混入は無い」
私も「そうだろう」納得しました。
内心これだけ騒いじゃって、もし日本で混入してたら
「どおすんだ」
そんな気持ちあったので、この発表安心しました。
でもこれって、
「中国さん、あんたんとこで混入してまっせ」
そう言っているようなものですね。
もし先に中国側がそのような発表行っていたら、
「ふざけんじゃないぜ、じゃあこっち(日本)で混入したってことか、この野郎喧嘩売ってんのか!」
そんな気持ちになります。
中国側もそんな気持ちになったのではないでしょうか?
中国側実験によると、やりようによったら浸透するようです。
時時刻刻の見出しです。

中国「袋外に塗り87%浸透」
科警研「濃度100倍も通らず」

とあります。
どっちが正しいのでしょう。
どっちも正しいのです。
私が中国側の発表を読んで考えたことは、
「日本側の袋外から浸透しない」
という発表を信じてしまったが、やりようによったら浸透するという事実がある。
ということです。
「中国側が日本側の発表に対して屁理屈を言っている」
そう言って済ますこともできますが、
それでは子供の喧嘩です。
大人の国はそんなこと言ってはいけません。
言い切ることは力強くて良いですね。真実味も増します。
でも、言い切るために本当は真実が隠されてしまいます。
日本側の発表、
「これこれの条件下であれば浸透することも考えられるが、これこれの理由でまずありえない」
こういう言い方が必要だったと思います。
力強さには欠けますが、真実により近くなっていると思います。
今回の事件は力強さも、勢いも不要です。
大切なのは、真実と再発防止ですね。
チャイナフリー
結構です。
でも中国製の食品回避すると私たちの食生活本当に大丈夫なの??
心配です。
中国製の食品本当に安全だった時、日本は売ってもらえるのか?
売ってもらえないと辛いと思います。
食品から始まった問題がこじれて、中国に豊富なレアメタル輸入できなくなると痛手を負うのは日本です。
そこまで心配することは無いと思いますが、
今後この問題日中がにらみ合って捜査が進展しないことは避けて欲しいですね。


提案:
中共同調査
もうこれしかないでしょう。
まず中国の方たちに日本に来て頂いて、日本の調査納得するまで理解していただきましょう。
疑問点どんどん挙げて頂いて、日本側が解明できない部分明白にしましょう。
中国側が、
「日本で混入しなかった」
と納得できなかった場合、そこが日本の現在の食品管理の限界なのです。
今から改善すれば良いじゃないですか。
そして中国にも日本側が行って疑問点解決するわけです。
「中国の食品意外と安全ジャン」
そういう結果が出たって何も悪いことは無いわけです。
私国産だから安全って言うのは神話だと思っています。
でも中国産大丈夫???
って気持ち残念ながら拭い去れません。
餃子を食べて苦しまれた方には申し訳ないですが、
これを機会に日中がお互いの疑問点、不信に思っていることを、
対話をきちんとせずに疑心暗鬼になって誹謗中傷をして傷を広げるのではなく、
素直に話し合う習慣をつけて、お互いが信頼できるパートナーになるきっかけになれば素晴らしいと思っています。


#追記
今日の朝日・朝刊お読みになりましたか?
社説の趣旨が私の今日の書いた内容似ています。
私がこれ書いた時はまだ朝刊配達前ですので、社説を参考にして書いたわけではありません。
引用部分は、常にそれとわかるように書くように心がけています。
社説引用しておきます。
当たり前ですが、プロの文章は違いますね。
以前書いたかも知れませんが、私、朝日新聞記者職で受けたことあります。
当然落ちてます。
http://www.asahi.com/paper/editorial20080301.html?ref=any

ギョーザ事件―冷静に対立を解きほぐせ
 日本中に衝撃を与えたギョーザ中毒事件の捜査が、難しい局面を迎えている。

 中毒の原因となった農薬が、どこで混入したのか。この重要な点をめぐり、ギョーザをつくった中国と被害が起きた日本の捜査当局の見方が、真っ向からぶつかってしまったからだ。

 違いを鮮明にしたのが、中国公安省の開いた記者会見である。

 ギョーザの製造工場で働く従業員らの聴取結果を踏まえて、「中国で混入した可能性はきわめて低い」とし、捜査に必要な物証や鑑定結果の提供をめぐって、日本側は非協力的だと批判した。

 日本はこれまでの捜査で、逆に「国内で混入した可能性は低い」としていた。密封された袋の内側から農薬が見つかっている。日本の別々の港で荷揚げされたギョーザに農薬が入っていた。そうしたことが判断の理由である。

 それだけに、中国の発表内容は日本には寝耳に水だった。つい先ごろ、日中の捜査当局者が行き来し、「連携して調べる」と確認し合ったばかりでもある。

 農薬の分析結果などは可能な限り中国に伝えているとの思いも、日本側にはあった。警察庁の吉村博人長官が中国の発表について「看過できない部分がある」と語ったのも、無理からぬことだ。

 だが、「向こうで混入した」と互いに疑いをぶつけるだけでは、解決は遠ざかるばかりだ。ここは冷静にボタンをかけ直し、あらためて両国で捜査を尽くす必要がある。

 なによりも中国に求めたいのは、さらなる捜査だ。今回の発表内容では、とても納得できない。

 日本の警察には、両国がうまく連携するための努力を粘り強く続けてもらいたい。そのためにも、日本で農薬が混入した可能性があることも捨てないで捜査した方がいい。この事件は一国だけでは解決できないからだ。

 連携するにあたっては、対立を一つひとつ解きほぐしていくことも大切だ。

 たとえば、ギョーザの袋の外側から農薬が中にしみこむかどうかという実験結果が、日中で食い違っている。実験した時の室温などの条件が異なっていたようだが、確認のための再実験を両国で一緒にやればいい。それが難しいのであれば、どんな実験方法が適切かを話し合い、それぞれが納得できるかたちで確かめ合うことが欠かせない。

 このまま原因がわからなければ、日本の消費者は安心できないし、中国産の食品は敬遠され続ける。一方で、中国産の食品なしには日本人の食生活が成り立たない現実もある。うやむやなままでは、双方にとってマイナスだ。

 4月には胡錦濤国家主席の訪日が控えている。事件の真相解明への真剣な姿勢が中国からうかがえなければ、再び日中関係を覆ってきた暗雲を追い払うことはできない。そうしたことも中国はよく考えてもらいたい。

*1:このキッパリ上にも下にもかかっています

*2:正しくは「先入感」だと思っていました、こっち漢字変換で出ないです