エリヤフ・ゴールドラットさんの新作、
「ザ・チョイス」読みました。
この方の作品好きで以前も書いています。
2005-08-31 楽しく学ぼう情報処理 - なんやかんや
2006-04-24 ザ・キャシュマシーン - なんやかんや
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,岸良裕司,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
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「ザ・ゴール」
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: ペーパーバック
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今までの4作と同じように小説仕立てで経営についてわかるように書かれているのですが、
前4作は、とある企業の問題点を解決していく話になっていて、小説中に入っていきやすかったのですが、
本作は父親が娘(ただし子供のいる心理学をかなり勉強した、立派な大人です)に経営について教えたり、娘の方が知的好奇心を持って父親に聞いたりして、その中で実際の事例が紹介されている感じです。
この方の著作、会社の根源的な問題を突き止めて解決していく方法を提示して解決までのストーリーを作中で展開していきます。
読んでいて、本当に出来そうな気がしますし、結構簡単そうだし、目からウロコの部分あります。
例えば本書81P
『二番目の障害は、対立というものは生来のもので避けようが無く、せいぜい出来たとしても、その妥協点を探すぐらいの事』
この問題を、
「愚かなことに、学問の世界では、みんなその間違いを勧めているんだ。『最適化』などという格好のいい名前をつけて、対立を除去する方法ではなく、『最高の妥協点』を探し出す方法を一生懸命教えているんだよ。全くばかげている。時間の無駄だ」
対立は全て取り除く事ができる!
そう言い切ッチャうんですよねエリヤフ・ゴールドラットさん。
そんなわけで、結構前向きな発想なんです。
ですから、著作通してリストラなんて出てこないんです。
経済学者ではない私が考えたって、リストラって前向きではなくて、守ってますよね。
売り上げが下がるから、経費を節約して利益を確保しようってことです。
成長見込めませんし、
「波風が収まるまで、首を縮めてやり過ごそう」
この発想では、突破できませんよね。
売り上げが下がった要員、何処の会社でも言えることですが、
不景気・円高・株安等外的な要員だけではなくて、
内的な要員キットあるはずです。
勝てば官軍的ですが、「ヒートテック」長年かけて開発して過去最高の利益を上げている「ユニクロ」、
カンブリア宮殿で、柳井正さん(代表取締役会長兼社長です)野菜売ったり、自ら社長交代したりして散々失敗してます。
社長交代は私も驚きましたが、新社長さん優秀な方だったそうですが、攻めではなく守りに入ってしまっために解任したようなことをおっしゃっていました。
輸出が80%とか言っているソニーとユニクロでは内容がだいぶ違いますが、守りに入ろうとしている経営者の方是非読んで欲しいですね。
有名な作者なので既に読んでいるかもしれませんが。
でも最近著作が出ないと思ったら、自らコンサルティング・マーケティング・スクール等の運営をしているようです。
でも読まれるのでしたら、本作ではなく、
ザゴールと
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/10/11
- メディア: 単行本
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クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
- 作者: エリヤフゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/10/31
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この世界的な不景気感、エリヤフ・ゴールドラットさんならどのように中央突破を計るのか見てみたい。