1Q84

昨日の続きです。村上さんの新刊1Q84読みしました。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

実際の読み始めは一昨日のPM5時過ぎ、読み終わりは昨日のPM10時前。
途中ご飯3回(昨日の晩ご飯は読み終わって食べたので入っていません)に睡眠1回+昼寝2回 アッお風呂も2回。当然トイレも行ってます。回数不明?
29時間中17時間程度読んでいたと思います。
何回にも分けて読むのではなく一気に読むの好きです。
この作品、読んでいて、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」思い出しました。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

単行本新装版出ていたのですね。
この作品以前書いています。
2008-01-06 「街と、その不確かな壁」の謎 - なんやかんや
2008-01-07村上さんの冒険 - なんやかんや
2008-05-07 世界の終わりと ハードボイルド・ワンダーランド - なんやかんや
「世界の・・・」も「1Q84」も違う2つの話がシンクロしてきます。
今ある世界と、パラレルワールドというのではないのですが、もう一つの世界を書いていることも共通しています。
「世界の・・・」は上記引用先にもあるように下敷きになった作品あります。
1Q84」はそういうものがないですね。
ただ強いて言えば、
アンダーグラウンド
アンダーグラウンド (講談社文庫)

アンダーグラウンド (講談社文庫)

約束された場所で
約束された場所で (underground2)

約束された場所で (underground2)

のノンフィクション2冊を書いた「オウム」の事件、村上さんの中でやはり大きな問題だったのでしょうね。
この小説にも宗教団体でてきます。
このノンフェクションの2作品読んだ時、村上さんが文学を愛しつつも、社会性かなり持って、それを前面に出す方だと知りました。実際ご本人が取材されていますね。
イスラエル文学賞あえて受けた事もそうですし、その受賞スピーチにも感じました。
ただ、とっても比喩が素敵なセンスに満ち溢れた小説を書かれる村上さんですから、
受賞スピーチ「壁と卵」ではなくもっと別の比喩が思いつかなかったのかな?ってチョット残念でした。


個人的な嗜好も含めた全体の雰囲気なのですが、
庄司薫さんの「ぼくの大好きな青髭」を思い出しました。

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

ぼくの大好きな青髭 (中公文庫)

以前書いています。
2006-05-07「ぼくの大好きな青髭」(中央公論社刊) - なんやかんや
この作品1969年のアポロ11号が月に行ったときが作品の背景に使われています。
なぜかBOOK1の378Pにチョットだけアポロが月に行った話でてきます。


昨日動画リンクした「シンフォニエッタ」などの音楽、
金枝篇」(私昨日まで知りませんでした)
金枝篇 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%9E%9D%E7%AF%87
とか、ホント相変わらず幅広い教養をテストされているような気持ちになりました。
でも知っていると結構嬉しかったりします。
ソニー&シェール嬉しかった。
こういった本に出てくる、知識が必要な分部全部リンクしたら面白そうな気もします。

すみません、この曲なのですが再生されませんね。残念(^_^;)


この本の主人公、青豆さんと天吾君なのですが、天吾君が主人公で展開されるお話のほう、ふかえりさんがかなり魅力的に感じます。特にBOOK1では主人公天吾君ではなくてふかえりさんになっている気がします。


今回そんなにネタバレにならいようにしたつもりです。
昨日はドップリ村上ワールド浸かった一日でした。