痴漢冤罪

昨日TVで「誰かが嘘をついている」見てました。

それでもボクはやってない

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

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見ているほうも、作っているほうも意識してしまいますね。
このTVドラマ主人公の方、執行猶予付きの有罪判決の後、控訴して無罪勝ち取ります。
良かった。
と思うのですが、控訴後無罪までの過程が、針の穴に糸を通すよりモットすごい奇跡が起こります。
ネタバレなので、この先、行空けて書きます。













主人公の、友人の弁護士が、別件で逮捕された、盗撮マニアが撮影したDVD(CDかな?)入手します。
それを見ていたら、偶然主人公が関与している事件の現場がその中に撮影されています。
ヒェ〜〜。でしょ。
こんな偶然ほとんどない。
それだけではないのです。
被害者の女子高生が鞄につけていたマスコットの人形が市販のものではなく、手作りの(確か姉か母だったような?)世の中に1つしかないものなのです。
これまた、ヒェ〜〜〜。でしょ。
それが画像に写っています。
ここまでくれば当然、被害者を触っている加害者の手だけでなく、スーツの袖が写っています。
そのスーツは、主人公が着ていたものと違います。
なんか「できすぎ」
そんな感じしますね。
でも、これが事実なのかもって思います。
痴漢の冤罪を晴らすには、こういった奇跡にちかい積み重ねがないと無理!
被害者の方も、相手の方が罪を認めない場合何度も証言しなくてはならない。
これも精神的な苦痛大きいですね。


主人公、留置場に長期間拘留されます、さらに拘留中に大企業管理職の仕事失います。
借り釈放後やっと就いた公園の清掃の仕事も、最初の有罪判決で失います。
裁判費用もかなりの金額なので、普通以上の貯蓄がないと無罪を勝ち取る事も出来ない。
この事実は、たとえ「やっていなくても」
やったことにするか、
被害者に示談を申し込むか、
でも、やったことにするのがお金もかからないし一番楽な道のようです。
ドラマも客観的事実として、そういっているように感じました。

ほとんどの場合、被害者の方が被害を受けた事実は間違いないでしょうから、
被害者に痴漢と誤認された方の立場弱くなるのは当然です。
痴漢冤罪、加害者も被害者も不幸。
最高裁で、痴漢冤罪で無罪判決出て、痴漢捜査の見直しがされつつあることもドラマ内で紹介されています。
話広げようはあるのですが、結論はやはり単純です。
今後痴漢行為も冤罪も減る事を望みます。

#追記
少し、自分の事、書いてみようと思います。
人に話した事はあるのですが、
私18歳の浪人時代、東海道線・藤沢〜大船間で男性の痴漢にズボンの上からお尻ではないほうを触られた事があります。
後にも先にもその一度でそんな経験はしないで済んでいます。
何時までも触られているわけにも行かないので、すぐに相手の手をつかんで触る事を辞めさせる事は出来ましたが、
自分が、そんな目にあうなんていう心構えもなかったので、大きな声を出す事も、相手を駅員に突き出すことも出来ませんでした。
大船で相手が降りたので、ホットした。
それが正直な感想です。
だから、女性で痴漢を捕まえること、すごく勇気がいることだと理解できます。
おそらく、私もそうでしたが初めて襲われた時に痴漢を捕まえられる人ってほとんどいないと思います。
何度か襲われて
「このままじゃいけない」
そういった決心がないと出来ないと思います。
男性不信にもなりますよね。
痴漢は許せませんよね。
たとえ痴漢ではなくても、人の手が置かれている場所によっては私も気になるときあります。
私は女性が近くにいる場合、都合の良くない手や体の位置はわかる気がします。
そのために無理な動きにならないようにも気を使います。
でも、私も男ですので、それでもやっていないのちかん冤罪に巻き込まれる可能性が否定できないですね。
男性であれば誰でも恐怖心持ちます。
どうしたら、本当にやってない人が救われるのか?
答えはまだ見つかっていない状態なのではないでしょうか?
18歳の時、予備校着いて電車でのことを友人に話したところ、
他にも男性で痴漢に襲われた経験のある人いました。
男性でも、安心出来ませんよ。
痴漢に襲われて男性不審になっている方、卑劣な男性はごく一部ですよ。