村瀬さん

以前、
2006-05-24 目標達成
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20060524
2006-05-25 目標達成(その2)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20060525
で村瀬さんのこと書いています。




小さな記事ですが、昨日朝日新聞・朝刊政治面(手元の新聞で4面)左中

社保庁長官を更迭
年金問題 後任に坂野氏
厚労次官も

の見出し、気になりました。
記事を読まないと村瀬さんの名前出てきませんが、
24日に更迭された社保庁長官が村瀬清司さんです。


村瀬さん社保庁長官に就任したの2004年7月です。
上記「なんやかんや」にも書きましたが、
この方社会保険庁長官に初めて民間(元損保ジャパン副社長です)から起用されました。
在任中問題になったことは、
納付率を上げるために、
「本人の申請があったように偽装し、違法に保険料を免除したり、納付を猶予していたりしていた」
この件長官として自身がかかわっていた時代です。
この件は、現場の方たちの処分ありましたが、中央の方たちほとんど無傷でしたね。
村瀬さん、どこまで関与していたのか不明のままです。*1
更迭されたのですから、この件に関してはどこまでの関与があったのか?
ご本人に話していただきたいものですね。


更迭になった本来の理由であるはずの、「宙に浮いたり、消えたりした年金の問題」
この方関与しているはずがありません。
その頃は、民間にいますから。
この記事だけ見ていると、わかりませんが、
この方、他の方の尻拭いをさせられたように私には感じられました。
本当の責任者をうやむやにするやり方いい加減に止めて欲しいですね。
この件過去に遡って責任追及必要あります。


そして次の長官は総務省出身の日本放送協会理事の坂野泰司さんが付きます。
民間出身者に、辛いとこさせといて、官僚出身者がまた社保庁長官になります。
民間出身の長官は1代だけでした。
官の利権は官の中でまわす。
社保庁またそうなってしまいました。
官出身の、坂野さん社保庁出身ではないので、本当にやらなければならない、
「宙に浮いたり、消えたりした年金の問題」
過去に行われてきたことわかるのでしょうか?
疑問です。
出来ることなら、社保庁の問題を内部告発しているような方が社保庁の長官にはふさわしいと思います。
でもそういった、現場で処理を行うような仕事に「キャリア」の方が付くことはまず無いのでしょうね。
この期に及んでまだ、内部で隠ぺい工作行うつもりなのでしょうか?
社保庁どうせ解散だし、それまでうまくやればいいや」
そういう流れでしょうか?
社保庁以外にも、社保庁の実態公になることを嫌っている勢力あるのかもしれませんね。


前長官の村瀬さんは、年金の加入率を上げることを期待され、民間のノウハウを活用して欲しい。
そんな感じの長官要請だったことと思います。
危ない手も使いましたが、*2加入率は上がりました、
でも自分の関与して無い部分で更迭という結末になったわけです。


新長官の坂野さんに期待されることは、
「宙に浮いたり、消えたりした年金の問題」
ということになりますが、この方の経歴*3だけ見ていると最適な人事なのだろうか???
そう思ってしまいます。


ここからは完全に私の推測です。
この方に期待されていること、
「マスコミ対策」
そんな気がします。
考えすぎでしょうか?
朝日の記事にもこの方現在日本放送協会理事となっていますが、
日本放送協会ってNHKですね。
NHKも当然他のマスコミ同様、社会保険庁の問題取り上げているわけです。
怪しくないですか?
今後のNHKの社会保険庁に対する報道注目ですよ。
NHKは国民の受信料で成り立っている組織。
NHK自身のそう公言しています。
公正で核心にせまる報道を期待しています。

*1:実際は、村瀬さんを含め中央は関与していない。そういう結論で終結していることと思います

*2:こんなこと書くと名誉毀損で訴えられるかもしれませんね、中央から加入率上げろのノルマ課されて現場が勝手にやった。あまりに中央に都合よすぎる。そんな思いから脱することができません

*3:朝日記事によると「京大卒69年行政管理庁(現総務省)に入り、道路関係四公団民営化推進委員会事務局長などを経て、05年7月から日本放送協会理事。60歳。」となっています