スマイル測定器

今日のタイトル「最低の発明」にしようとも考えたのですが、思いとどまりました。
昨日の朝日・夕刊(手元の新聞で10面)に出ていた記事です。
asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY200911180232.html
http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY200911180232.html

スマイル測定「今年最低の発明」 米タイム誌「独断で」2009年11月18日14時1分

 【ワシントン=勝田敏彦】米タイム誌は最新号で、今年最高の発明1〜50位と最低の発明五つを掲載した。最低の発明には「ガスマスクとしても使えるブラジャー」などと並び、オムロン(本社・京都)が開発した笑顔をチェックするシステム「スマイルスキャン」を選んだ。

 接客サービスの向上などが狙いのシステムで、カメラ映像の中から顔を認識して「笑顔度」を0〜100%で測定する。オムロンによると、鉄道会社の駅員や病院の看護師らに利用が広がっており、同誌電子版は「最高の表情を作るため、ソフトウエアに顔をスキャンされる日本の大手私鉄社員」の写真も掲載した。

 最高の発明の1位には、月有人探査などを目指す米航空宇宙局(NASA)の次世代ロケット「アレス」を選んだ。NASAは10月末、アレスの有人ロケットの模擬機「アレス1―X」の打ち上げに成功している。

 また、25位には日産自動車が8月に発表した電気自動車「リーフ」を選んだ。「世界市場に向けた初の量産型電気自動車」と評価した。

 タイム誌は10年ほど前から毎年、最高の発明を選び、今年は最低も選んだ。その基準を広報担当は「編集者の独自の判断」と説明した。

 オムロンの広報担当者は「残念な選出ですが、世の中に笑顔を増やすという製品の意図を理解してもらっていたら、評価も変わっていたかもしれません」と話した。

ン〜、大手私鉄の社員さん目標85点とか言われても辛いですよね。
昔読んだ星新一さんのショート・ショートで表情をコントロールできる機械の話あったような気が今しています。
最後は、機械が故障したかなんかで、素の表情(確か泣き顔だったような?)がとっても素敵だった。
そんな感じだったと思うのですが?
そんなお話しなかったかな?


個人的な話を書きますね。
小学校6年まで私、自然な笑顔で写真に写っていました。
小学校の卒業キャンプ(だから6年ってはっきり覚えています)で、
川の中で(夏です)5人ぐらいで記念撮影したのです。
その時私、自分の中で、
「笑顔」
って意識して写真に写りました。
その写真現像したの見たとき、(当時は当然デジカメないです)
自分の笑顔のわざとらしさにショックを受けました。
それ以来、「ハイチーズ」みたいな写真撮るとき無理のない表情にしています。
笑顔作ることがなんか嫌になって、できなくなりました。
で、私が写真撮るときは、できるだけ、
「撮りますよ」
みたいに撮影せずに、
何か話しながら、勝手に撮影する事心がけています。


こういう視線で写真見ていくと、
芸能人の方でも、誰とは書きませんが、笑顔がとてもぎこちない方います。
キット撮影時意識されているのでしょうね、
親近感覚えます。
でも、本当に自然な笑顔で写っている方もいますね。
すごい。
キットスマイル測定器を最低の発明に選んだ、タイム誌の編集者の方も、
笑顔が上手に作れない方かもしれません。