- 作者: 三田誠広
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2009/06/11
- メディア: 単行本
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今日は仕事してました。
まず作品を読むに当っての基礎知識から。
舞台は、「ペテルブルグ」
モスクワのような内陸部と違って海に面しています。
「レニングラード」と呼ばれていた時代もありました。
緯度が高いので、白夜の季節もあるようです。
ウイキペデァリンクしときます。
写真も出てます。
サンクトペテルブルク - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9A%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
白夜の季節に行ってみたいですね。作品中にも白夜の時期出てきてました。
もう一つ、気になったのが、「ザクースカ」なる食べ物。
55Pからその分部引用します。
サーモンの薫製やさまざまな漬物が並んだザクースカは食欲を刺激した。
これはもう、絶対写真付じゃないとね。
RUSSIA & USSR / BLYUDO
http://www.asahi-net.or.jp/~ri8a-iskw/chp39p01.htm
ねこも出てきますが、画像検索しています。
ザクースカ - Google 検索
温も冷も含む前菜のことを言うようです。
おいしそうですね。
「罪と罰」ドストエフスキーさんの原作1000P以上ありますね。
他にも「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」
このあたり、1度は読んでみたい作品です。
三田さんもかなり影響を受けたようです。
しかし、全部長い。(^_^;)
それでも、ドストエフスキー読んでみたい。
根性無しの私は、
長くない「地下室の手記」
読んでドストエフスキー体験済ませていました。
三田さんのこの作品。
訳と言うより、「罪と罰」を元に三田さんが作品を再構築している。
そういったほうがいい感じします。
ご本人もあとがきでそのように書かれています。
登場人物のロシア名が理解しにくいのは一緒ですが、
文章が、しっかり日本語にこなれていて読みやすいです。
しかもこの本、432Pです。
一気に読めます。
書かれている内容も、
「罪と罰」でドストエフスキーが書こうとした深慮な思いを、
三田さんが解説付きの小説にしてくれた感じで理解しやすいです。
この本を読んで「罪と罰」読んだ。
とはいえないかもしれません。
原作をしっかり読まれた方と比べると、チョットズルした感じさえします。(^_^;)
「罪と罰」の世界に一生触れなかった可能性高かった私が、
その世界に触れることができたこと、感謝したい作品です。
コメントの「スピリタス★クール」画像見つけました。