サヨクは何処に行ったのか?

今日のタイトル、
島田雅彦さんのデビュー作(83年だそうです)
「優しいサヨクのための嬉遊曲」

優しいサヨクのための嬉遊曲 (新潮文庫)

優しいサヨクのための嬉遊曲 (新潮文庫)

頭にありました。
当時から、左翼退潮気味でした。


今、次期衆院選に向けて、政界再編成の流れがあります。
そのメイン、中央ではなく地方。
そう、大阪の橋下さんになっていますね。
「みんな」が一番接近している感じを受けるのですが、
別の流れとして、
石原都知事・平沼さん・亀井さん。
このあたりの方たちも新党。
民主から出た方達の新党もありますが、
今後さらに新党できる可能性もあります。
民主・自民も含めて、橋下さんの人気皆さん気にかけているように感じます。
橋下さん含めこの流れ、全て保守勢力の再編成。
政界再編成=保守再編成。
そんな感じ。
保守の反対語に革新という言葉もありました。
いまの政治の流れから、革新(こちら側左翼のイメージです)勢力は何処に行ったのか?
現在も活躍されていますが、すっかりおとなしくなっています。
そこで、今日のタイトル。
サヨクは何処に行ったのか?
鳩山・小沢の保守勢力が強大ですが、
民主党には、その流れ感じていました。
社会党の流れを汲む方もいますが、
市民運動上がりで、2世議員でもない菅さん。
私は、そういった左翼勢力の最後の望み。
そんな感じ持って応援していました。
かなり残念な結果と書かざる得ません。
本当に残念。
自民。民主とも過去の政党。
国民の関心を集めるために新党結成に向かう気持ちわかります。


国会に議席がある、左よりの勢力といえば社共。
特に社会党(社民党と書くべきですが)の退潮は目を覆うばかり。
次の衆院選での議席もかなり苦しそうです。

昔は資本家から、いかに労働者に富を配分するか、
労働者の生活の改善。
という大きな目標が左翼の方たちの重要なテーマの1つ。
これ今も変わらないと思うのですが、労働者の賃金も生活も向上したといえると思うのです。
労使協調も出来ていた。*1
使用者側(保守)が労働者側(革新)の意見を汲み取って生活が改善されていった。
そうもいえるのかもしれません。


権力の把握を中心に動いている、保守再編成。
個人的には、どうもね。
そんな感じなのですが、
権力を中心とした、保守勢力のアメーバーのような「何でもあり」この強さ・したたかさ、には感心します。
今は、労働者が戦おうにも、相手の会社の経営が危ない。
会社も労働者も共倒れ、又は、会社存続で、雇用は海外。
左翼とか革新とか、横文字でリベラルとか死言になりつつあるのかもしれません。
でもこういった勢力応援したい気持ち、なんともしがたい。
暴力的ではない、サヨク勢力に政界再編期待しています。

*1:モチロン労働者の搾取、無くなったとは思っていませんよ