彼は早稲田で死んだ

樋田毅さんの「彼は早稲田で死んだ」読みました。

 

この作品、今現在横浜市立図書館で35人待ち

地元の図書館には在庫なし。

隣の市の図書館で3人待ちだったので予約して読みました。

樋田毅さん1952年生まれ一浪で早稲田一文。

三田誠広さんと同世代だと思って読んでいましたが、読み終わって生年月日確認したら1948年生まれ、現役合格ですが高校に4年通っていたので、三田さんが書いている早稲田一文の4年後のお話になっているのに気が付きました。

三田さんが卒業した年に樋田さん入学したことになるのでしょうか?

 

この作品ノンフィクションです。

主な時代は1972年。2月に連合赤軍あさま山荘事件があった年です。*1

革マル派に虐殺された川口大三郎さんの事件を機に、早稲田から暴力を無くすために最後まで暴力に頼らずに革マル派による自治会に対抗する自治会を1年生で結成した、樋田さんご本人の活動が書かれています。

その後残念ながら樋田さん2年生で活動の中止を決断されます。

 

三田さんたちの全共闘世代のチョットだけ後のお話ですが、時代の空気が今まで読んだ本の中でもよくわかる作品でした。

*1:樋田さん大学院中退して朝日新聞に就職します。新聞社時代のことも書かれています。朝日も樋田さんの活動知っていて記者採用良い会社ですね