吉行淳之介さんの短編「出口」読みました。
この作品、村上レイディオで紹介されていました。
村上さんの話した内容引用します。
世間話⑥
鰻屋の話に戻るんですが、吉行淳之介さんの短編に鰻屋の出てくるいささか気味の悪い話があります。ずっと昔に読んだきりでこまかい筋はうろ覚えです。もし間違っていたらすみません。でも、だいたいのところは合っていると思います。題名は『出口』。2人の男が(これは出版社に缶詰になっている作家と編集者という設定だと思うのですが)、とある遠くの街まで車に乗って鰻を食べに行く話です。
その町においしいと評判の鰻屋さんが一軒あるのですが、ここは出前専門でして、店の入り口は常にぴたりと閉ざされています。中に人のいる気配もありません。おまけに注文しても、肝(きも)を出してくれません。肝焼きも肝吸いもきっぱり「ありません」と断られる。どうして肝を出さないのか、そこが文字通りこの話の肝になります。ここではその事情を明かすことがはばかられるので、よかったら作品を読んでみてください。数ある吉行作品の中でとくに名高いものではありませんが、いかにも吉行さんらしい「ぬめり感」の漂う、ちょっと不思議な小品(しょうひん)になっています。
そんなわけで読んだのですが、「ちょっと不思議な小品」が私には理解できませんでした。
読解力が無いですね、私残念(^-^;
どなたか「肝」解説してください。
