西山太吉さん。
この名前を見て「ピン」と来た方。
時事ネタ強いですね。
先週書こうと思っていたのですが、
忘れていて1週間ずれていました。
先週から朝日新聞土曜の別刷り、
「be」のビジネスb4の逆風満帆で連載始まっています。
昨日が2回目です。
私は名前見て「ピン」と来ませんでした。
でも記事を読んだときこの話のこと思い出しました。
個人名は忘れていても、その内容に「そんなのありかよ!」って思ったこと思い出したわけです。
この方元毎日新聞記者です。
沖縄返還前に日米間で密約があった事実をスクープしました。
しかし政府は取り合いません。
沖縄返還は1月半後に迫っています。
ここで国会で社会党の横路さん(現民主党)に追求してもらうことにしたわけです。
当時の国会で外相だった河野洋平さんから「密約の存在を否定するよう要請された」
と今年2月になって外務省の職員が話していて、新聞でも報道されていました。
(河野さんこのこと否定しています)
これが事実だと、国家が嘘をついていたことになりますね。
しかも国会の場で。
そして嘘をついた側は誰も裁かれること無く、
真実を伝えた、西山さん、
取材元の、外務省女性事務官からの情報入手の方法が問題になってしまい、
本来国家に向けられるはずの批判が、
西山さんと、女性事務官に向けられてしまい、
2人とも国家公務員法違反で逮捕されてしまいます。
その後有罪判決を受けてしまいました。
詳しくは以下のホームページをご参照下さい。
http://plaza.across.or.jp/~fujimori/nt03.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
西山さん今年になって露出増えています。
現在74歳です。
生きている間に事実関係が明らかになってきて本当に良かったと思います。
本人の取材方法に問題が無いとはいえないでしょうが、
国家が嘘をついてまで、個人に襲いかかっている事実。
個人の人生を国家的な戦略によって、
(チョット表現過激かもしれませんが、そんな印象持ってしまいます)
メチャメチャにしてしまった事実。
その重大性をきちんと国家は把握すべきだと思います。
以前にも書きましたが、私、国家を信じたいです。
信じられる国であって欲しいと思います。