e-Tax

お客さんから渡された課題図書がありました。

これでよくわかる電子申告電子納税―Q&Aで、知りたい事柄がすぐ理解できる!

これでよくわかる電子申告電子納税―Q&Aで、知りたい事柄がすぐ理解できる!

一通り読み終わりました。
e-Taxやろうと思っている方いらしゃいますか?
もしそのつもりがあるのでしたら。
初めての導入の場合、実際使い始めたい時から遡って1月ぐらい前から準備しておく必要あります。
Microsoft Windows Vista及びMicrosoft Internet Explorer 7についても、平成19年9月18日(火)から対応したようです。
http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_190806_vistaie.html

e-Tax
詳しい情報はこちら↓どうぞ。
http://www.e-tax.nta.go.jp/


#追記
上の部分書いていたのAM1時頃でしたが、寒気がしてきたので風邪をひく前に、
と言うことで寝ました。
でも書かなくて良かったです。上記課題図書ですが、発行が3年前の1月です。
不便だなと思っていたことが改正になっていました。
その部分ですが、

従来は、税理士等と納税者本人の電子署名が必要

でした。
今年の1月4日以降という条件が付きます。
改正後は、

税理士等が納税者の申告をオンラインで申告する場合、納税者の電子署名が省略可能


これ何が不便かと言いますと、
納税者が、自分の電子署名をして、税理士さんにFDやCDなどに納めて持っていくか、
メールで送信します。
(実はこのメールで送ると言うのがまた問題ありまして、このメールの本人認証と、改ざんの防止をしないといけないのですが、e-Taxはここ対応しません。納税者が自分で別契約して、ご自分のメールソフトに電子署名をインポートして使えるようにしないといけません。エライコッチャ)
受け取った税理士さんは、そのe-Tax提出用の電子文書に、税理士さんの電子署名をして、提出するわけです。
さて、クイズです。
もし納税者から受け取った書類に不備があって税理士さんが直した場合どうなると思いますか?




解答
改ざんしたことになってします。
結果送信してもエラーになってしまいます。
ですので、直した電子文書を納税者の所に再度戻して、電子署名をしてもらい、
もう一度、送ってもらって、税理士さんが署名して、税務署に送信することになります。
エライコッチャ(@_@;)
凄く大変そうですね。
ですので、この改正あったのだと思います。
e-Tax提出用の電子文書に税理士さんだけの電子署名だけで送信できるようになっています。


注意点
1、納税者は電子証明書はなくても、税理士さんを経由すれば受け付けてもらえますが、税理士さん経由しないでご自分で直接提出する場合は、電子証明書取得しないといけませんよ。
2、税理士さん経由するにしろ、自分で税務署に送信するにせよ、税務署に書面またはオンラインで、
「e-Taxtを利用して納税をするようにします」
という開始届出書を提出しないといけません。
3、開始届けを出してもすぐe-Taxt使えません。
利用者識別番号通知書等が発送されるまで結構時間がかかります。
e-Taxのこのことについて書かれたサイトです。ご覧ください↓。
http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_1804schedule.html
この表に出ている1番今の日付けに近い2例載せておきます。

平成19年11月14日(水)までに提出 →発送予定日 平成19年11月26日(月)
平成19年12月 3日(月)までに提出 →発想予定日 平成19年12月12日(水)

10日前後かかります。


#後述
今2008年2月23日です。
開始届書、ネット上で行うと、即日で利用者識別番号取得できます。
文書で出していたら今年の申告期日までに間に合わないかも知れませんね。
お探しのページが見つかりませんでした
リンクさせていますがアドレスも表示しておきます。
http://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesyo/kaishi_confirm.html
ただここで利用者識別番号取るためには事前準備が必要です。
ここで↓、最初から順番に実行されることをお薦めします。
http://www.nta.go.jp/e-tax/step00.html

「初めての導入の場合、実際使い始めたい時から遡って1月ぐらい前から準備しておく必要あります。」
と上に書いた理由は、全部自分でe-Taxで納税しようとすると。
さらに、
今まで散々出てきている、
電子証明書の入手
も必要です。
で、これで終わりではないです。
発行された、電子証明書(クレジットカードのようなものになります)をパソコンに読み取るための、
ICカードリーダライタ
も必要になります。
ね、1月前ぐらい前から準備しておいた方が無難でしょ。


で、e-Taxして良いことは?
税金が平成19年分又は20年分のいずれか1回限りですが5,000円引きになります。
こちら↓に出てます。
http://www.e-tax.nta.go.jp/about/about_benri.html
100万納税しても5,000円引き、1万納税しても5,000円引きです。
これ以上書くのは控えさせていただきます。
そうそう、大事なこと書く忘れるとこでした。
上記アドレスには、以下の↓記述あります。

本人の電子署名及び電子証明書を付して所得税の確定申告をe-Taxで行うと、最高5,000円の所得税の税額控除を受けることができるようになりました。

わかります。
税理士さん経由したとしても、
5,000円の控除を受けるためには、ご本人が電子証明書を取得している必要があります。
なんで断言しているかと言いますと、
セキュリティの知識は多少ありますが、税についてはたいした勉強していません。
でもe-TAXについてある程度理解しておく必要があって、しかも期限があったりします。
最新資料を求めて、実際税務署に行っています。
そのとき5,000円の件職員の方に言われましたので断言しているわけです。



電子署名説明必要ですね。
少し難しい部分もありあますが、ウィキペディアです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E7%BD%B2%E5%90%8D
すいません、キチント読んだらかなり難しいです。


私がセキュアド学習用で書いた部分も付けておきます。
2006-12-18 情報セキュアド午後対策(知識編)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20061218

電子証明書を発行された後に電子署名が有効になる。


* 顧客から注文を受ける際には、注文した相手が本人であるかどうかを確認する手段が必要。(電子署名など)


電子証明書の登録申請を行う時には、上場企業なら上場コードを、それ以外の会社は登記簿謄本が必要になる。そうすると秘密鍵認証局(CA)の電子署名付きの電子証明書が発行される。このときの電子証明書のフォーマットをX.509という。その中に証明書廃棄リスト(CRL)も含まれる。


* なりすまし対策
1、 ワンタイムパスワード 
2、パスワードによる認証 
3、各自に電子署名を発行 
4、携帯番号の発信者番号で認証する。


*デジタル署名は、公開鍵暗号方式を利用したもので、メッセージの発信者認証と改ざんの検知が可能なものを指します。
一方、電子署名は各国によって様々な定義がされており、デジタル署名を含む広義の署名として用いられています。


電子署名=デジタル署名+バイオメトリクス技術を用いた電子的なサインも含む。
 デジタル証明書は相手の正当性は証明するが、財務状況や信用度までは証明できない。

デジタル署名の元になっている、公開鍵暗号方式について過去に書いてます。
2005-09-19 公開鍵暗号方式
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20050919
2005-09-20 公開鍵暗号方式(その2)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20050920
電子署名(その2)の方が役にたつと思います。
一部こっちにも引用しますが、元は手作りの表も載っています。
この頃は燃えてました。かなり時間かかっています。
出来たら元ご覧ください。
電子証明に関する部分だけ(その2)の方から引用しておきます。

2、私を相手に認証してもらう。
  別の言い方すると、確かに送信者は私であることを相手が確認できる。



私は私の秘密鍵で、文書を暗号化して相手に送信します。

            ↓

相手は受信した暗号文を、私の公開鍵で復号します。



私の公開鍵で復号できる暗号文を作れるのは、
私の秘密鍵を持っている私だけです。
私が秘密鍵で作った暗号文は、
私の公開鍵以外では復号できません。
確かにこの文書は私から届いていると、
相手が認証できます。



かなりすごいですね、私が持っている公開鍵のペアで、
世界中の誰からでも暗号文を受信して、復号できるし、
世界中の誰もが、確かに私が文書の発信者であることが確認できると言うことです。



私の秘密鍵を複合に使えば、暗号受信
   〃     暗号に使えば、個人認証
私の公開鍵を複号    〃
   〃     暗号    〃  暗号送信
                  わかっていただけます?

これ今読むと、電子署名で使う場合一部訂正必要です。
公開鍵暗合方式でで、大量の文書暗号化すると、暗合文にするのも、平文に戻すのも、どちらも時間がかかってしまいます。
大量の文章を暗号化する場合共通かぎ暗合方式使います。
ですので、デジタル署名の場合、文書全体をハシュ値にして、
それを秘密鍵で暗号化して、本文に添付して送信します。
受信側は、送信者の公開鍵の正当性を確認して、
この正当性を電子証明書が保証してくれるわけです。
(上で引用したこの↓部分こういう意味です。
電子証明書を発行された後に電子署名が有効になる。)
本人認証を行い、さらにハシュ値を公開鍵で解読して改ざんの有無を検知する。
ということですね。


実はあわてて書いています。
今日は今から、ボジョレー飲みます。
今PM9:30になるところ。
出かけねば。
変だったらご指摘ください。


ハッシュ関数も説明必要ですね。
以前書いています。
2005-09-22 ハッシュ関数
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20050922


e-Taxについては、今後も書くことあると思います。
実は今日のなんやかんやで、お客さんからの課題書いてしまおうと思っていたのですが、
脱線しすぎました。
9:30チョト過ぎました。
でも9〜10時の間と言ってあるので遅刻はしません。