やっぱり最後は人力

イージス鑑が漁船と衝突しましたね。
イージス鑑って設備最新鋭ですね。
ですから小型船舶に大量の爆弾積んでイージス鑑目指して突入したとしても、
それを回避できなくては、全く意味が無いですね。
今回はどう考えてもそうした状況ではないのに衝突を回避できませんでした。
最新鋭の設備でも、最後は人力ということでしょうか?
今回の事故、最新鋭のイージス鑑に対するゲリラ及びテロ攻撃が有効であることを実証してしまいました。
海上自衛隊の設備どんなに良くても宝の持ち腐れともいえます。


ココで私不安な点が2つあります。


1、今回の事故をきっかけとして、自衛隊批判当然起きます。
事故の原因の追究と真実は明らかにされるべきだと思います。
でも、この流れの中で勢いを得て、
だからもっと訓練教育を行って、しっかりこの国をまもります。
そんなきっかけになってしまい、防衛力のさらなる増強の方に舵が切られること不安です。


2、事故発生から、防衛庁長官、そして首相への連絡に時間がかかっています。
軍隊(自衛隊)で起きたことが、軍隊を操作する権限を持つべき所にきちんと伝わっていない。
軍隊だけで行動している時間が1時間以上あったという事実不安です。


もっと考えればまだ出てくると思いますが、この2点注意して今後見ていきたいです


さて今回のことで、TVにも出ていた吉川栄治海上幕僚長さん、以前書いています。
よろしければご覧ください。
2007-09-13吉川栄治さん - なんやかんや
吉川さん、それまで、

シーファー米在日大使は先月3日、朝日新聞などの取材に対し、「パキスタン海軍の駆逐艦は高品質な油が必要だ。日本が参加しなければ、米国だけでなく、パキスタンが活動を続けられるかということに影響を与える」と語り、日本に給油活動を継続するよう強く求めた。

外務省の谷内正太郎事務次官も10日の会見で「パキスタン海軍の船は、自動車で言えはハイオクを使わなければいけない艦艇で、提供するのは自衛隊の補給艦しかない。それが使えなくなると(パキスタンは)行動が難しくなる」と述べた。

こんな発言で、日本の給油活動が必要と言って「テロ対策特別措置法」の延長を事実を曲げてでも継続しようとしていた時に、

11日の記者会見で、日本の燃料でなければパキスタンの艦船が動かないかどうかについて、「それは(動かないことは)ないと思う」と否定。米国など日本以外の参加国による補給の代替も「基本的には可能だ」と語った。

こんな正直な発言をされた、海上幕僚長さんです。
吉川さんこの発言で左遷されること無く海上幕僚長さんでいられたのですね。
心配してました。
でも今回吉川さん責任とって辞任の声出ると思います。
吉川さんも辞任するお気持ちかもしれません。
でも、
「責任取らずに辞めて終わらせることは、責任逃れ」
そういう考え方も出来ると思います。
私の希望としては、こういう時だからこそ、
シーファー米在日大使や外務省の谷内正太郎事務次官が、上記発言をしている時に、
真実をきちんと話すことが出来る、吉川さんに責任をもって真相を明らかにしてもらいたい。
だから吉川さんに海上幕僚長続けていただきたい。
そして事実を解明してから、お辞めになったらよいと思います。
被害にあっていまだ不明なお二方もそれを希望されると思います。
吉川さん世論の非難かわすことは出来ないと思いす。
「私の、責任・権限全てをかけて真相究明した後辞める」
これで、何とか真相に近づけないものか。
そう思います。
それでも吉川さんへの非難続くかも知れませんね。
でも当然のことながら管理職は辛いですね。


#後述
今日の朝日・朝刊2面の時時刻刻内に以下の記述ありました。

最新鋭のイージス鑑がなぜ、衝突を避けられなかったのか。イージス鑑の特徴は高度な防空性能だ。100以上の目標物を探知するフェーズドアレー・レーダーを備え、同時に十数個の航空機やミサイルに対処できる。だがそれらは上空の敵機などに対処するもので、水上の船舶などを補足するレーダーは通常の艦艇と比べて格段に性能が高いわけではない。

ナーンダっていうか、ヤッパリっていうか。
もともと水上には強くない。
小型船でイージス鑑破壊するだけの爆薬を搭載できるかどうかは、私にはわかりませんが、
「イージス鑑のへの攻撃水上からの方がしやすい」
という事実はその道の専門家の方の間では既知のものだったのでしょうね。
ヤッパリ頼りは人力ですか。


それと、私も吉川さんの責任の話しましたが、
重大なこと忘れていました。
石破防衛相、上手く責任逃れしている気がします。
謝罪はしていますが、謝罪に終始していない気がします。
TV見ていても石破さん謝罪もしていますが、現場に対する不満口にしています。
謝罪感が薄れて感じられました。
昨日の朝日・夕刊1面の石破さんの記者会見の内容引用します。

「政治の責任を負う者にとりあえずの一報を入れるのは可能なはずだ」と不快感を表明。
衆院予算委員会で「(対応は)大変十分ではなかった」と述べた。

とあります。
報告が遅れなければ、石破さんもっと苦しい立場になっていたと思います。
そこを指摘することを利用していそうな感じしませんか?
謝罪に終始してしまうと自分に責任が全部来てしまいますね。
当然ですが、吉川さんの会見謝罪に終始している感じします。
そこを利用して、
吉川さんに責任を全部もっていってそうな感じします。
現場だけに責任を取らすことは、現場と管理部門との間の亀裂をうむと思います。
それは今後の自衛隊にとってけして良いことではないですね。
管理部門も責任取る必要あります。
そう管理職は辛いのです。