Googleブック検索 Google Book Search (その2)

2009-02-26Googleブック検索 Google Book Search - なんやかんや
に書いたことの続きです。

昨日の朝日・朝刊社会面(手元の新聞で37面)左中に小さな記事出ていました。

■グーグル和解案に抗議
ネット検索最大手の米グーグルが進める書籍検索サービスに対する米国での著作権訴訟の和解案について、日本ペンクラブ阿刀田高会長)は24日「安易に容認できない」とする抗議声明を発表した。声明では日本の著作権との差異、申請手続きの問題、情報流通独占の不安などを指摘している。

日本ペンクラブとしては、こういう対応になるでしょうね。
理解できます。


前にも書いた部分引用しますが簡単にいうと、

グーグルが著作物をスキャンしてネット上で公開していく事に関してアメリカで和解した。

でその和解はアメリカ以外で出版された書籍の米国著作権の権利も包括しているために、アメリカ以外の国の著者・出版社・著作権所有者の権利にも影響するからね。

黒船来襲、みたいな衝撃だと思うのですよ。
チマチマやっていたら、そのはるか頭上をミサイルで飛んでいったような感じです。
私の感想も引用します。

ウインドーズなど権利を維持する分部は維持して、

音楽のネット配信とか、今回の著作権とか、開放する部分は開放して、

なんか上手にアメリカにいじられている気がするのは私だけでしょうか?

こういう国際的な制度、とか権利を作って、それに発生する利益を国や会社にもたらす。
そういう主導権を握ることってかなり大切ですね。
それだけではなくて、アメリカの国内法の適用をアメリカで活動する海外の企業に適応して反則金をとろ。
そんなこともありましたね。
制度上の問題理解が難しいです。
きっとアメリカのやり手弁護士さんとか、かなりの利益を得ているのでしょうね。
ちょっとの油断が大きな損失を生む訴訟社会っていうのも怖い気がします。


話戻って、
安い価格で、(無料もありですね)著作物が読めること大歓迎ですが、
作者の気持ち考えるとチョット複雑です。

Googleって次から次へと想像も出来なかったようなことを無料でバンバン提供してきますね。

この発想力にはホント脱帽です。

ほんと感心するばかりです。