背広組、制服組、

昨日の朝日夕刊の記事です。
asahi.com引用します。
http://www.asahi.com/politics/update/0606/TKY200906060096.html?ref=any
http://www.asahi.com/politics/update/0606/TKY200906060096.html?ref=any

制服組も内局の次長・課長に起用 防衛省の組織改革原案2009年6月6日15時1分


防衛省の組織改革原案
 前事務次官汚職事件などの不祥事を受け、防衛省が検討してきた組織改革の原案が分かった。内部部局の防衛政策局の次長や課長ポストに制服組(幹部自衛官)を起用して背広組(内局の文官)と混在させるほか、防衛力整備の担当局を新設。背広組と制服組の混在は、実質的に制服組の権限強化につながる。

 原案は内局がまとめた。防衛政策の企画・立案を所管する防衛政策局を強化する狙いから、次長を現在の1人から3人に増やし、背広組、制服組、外務省からの出向者をそれぞれあてる。各国との防衛交流などを所管する国際政策課長にも制服組をあてる。

 内局と陸海空各幕僚監部に分かれた防衛力整備部門は、新設の防衛力整備局(仮称)に一元化。部隊運用の法令作りを担う内局の運用企画局は廃止し、制服組がトップの統合幕僚監部に一元化する。

 防衛省は原案を元に定員などを含む組織改革計画をまとめ、8月末の来年度予算の概算要求に反映させ、来年の通常国会防衛省設置法改正案を提出する計画だ。

 組織改革により、従来は大臣と陸海空自衛隊との間に背広組が入ることで維持されてきた文民統制シビリアンコントロール)の確保を懸念する声もある。ポスト配分や防衛力整備に関する予算の権限をめぐり、制服組が原案の修正を求める可能性もある。

現場を知らない背広組に指示を受けて命を張らないといけない。
しかもその指示が現場をわかっていない。
どこの組織にもありそうですね。
最近も、豚インフルエンザに対する空港での検疫、現場の声をもっと聞いたら別の方法で感染者減らすことできたのではないだろうか?
そんな疑問が私の中にあります。
被害が未然に防げるように、被害があっても最小になるように現場を運営すること、
自衛隊の現場も同じ考えでよいような気がします。

実質的に制服組の権限強化につながる。

そりゃチョット困りますが、
背広組が、現場のことよりも自分の保身を優先に考えてしまう。
そんな傾向がひょっとしたら前の戦争の時からこの国にある気がします。
自分の体面や保身より、対象になる人や物をきちんと守ることをしっかりできる人材をどこの組織も育てる必要がありますね。




サッカー見てましたよ。生で。
ヒヤヒヤでしたね。
とにかくワールドカップ行けて良かった。