プロを目指す文章術

三田誠宏さんの「プロを目指す文章術」読みました。

プロを目指す文章術

プロを目指す文章術

本の中で三田さんが触れていた作家や作品で私が読んでみたいな。
そう思ったものを、記録としてここに残しておきます。
まず作品は紹介されていませんでしたが、
車谷長吉さん
車谷長吉 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E8%B0%B7%E9%95%B7%E5%90%89
先日「武相荘」行った事書きましたね。
2009-12-17 武相荘 - なんやかんや
そこには書きませんでしたが、本棚に
赤目四十八瀧心中未遂
赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

があったのです。
この作品
119回(1998年上半期)直木賞受賞作なのですが、
白洲次郎さんは 1985年(昭和60年)に亡くなっているので、変だなと思いました。
奥様の正子さんの蔵書も入っているかもね?そう思いました。
タブン正子さんの蔵書です。
車谷さんの上記ウィキペデァに、

播州地方の方言を使った民衆言語で書く下層庶民的な生活実感は、近代と自己に疑問を投げかけている。白洲正子江藤淳らに高く評価された。

と書かれていました。
正子さんは1998年(平成10年)12月26日に亡くなっていますので、この本亡くなる直前にお読みになり、車谷さんが直木賞受賞されたのも、生前にご存知のはずです。
三田さんのこの本のおかげで疑問解決です。(^_^)v

あとこの作品集もデビュー作の『なんまんだあ絵』が収録されているそうなので読みたいです。

塩壷の匙 (新潮文庫)

塩壷の匙 (新潮文庫)

浅田次郎さん『鉄道員(ぽっぽや)収録の「ラブ・レター」

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

この作品はというより以下に紹介する本も、図書名まで出ると、この本の中で具体的に何が良い書かれています。


川端康成伊豆の踊り子

伊豆の踊子 (新潮文庫)

伊豆の踊子 (新潮文庫)

「雪国」は絶対読んでいますが、「伊豆の踊り子」は読んだような?読んでいないような?
今度実家に帰ったら探してみます。

山田詠美さん、『風味絶佳』収録の「間食」

風味絶佳 (文春文庫)

風味絶佳 (文春文庫)


山本周五郎さん『小説 日本婦道記』

小説日本婦道記 (新潮文庫)

小説日本婦道記 (新潮文庫)

この作品集、直木賞受賞決まったのに山本さんが受賞を辞退した作品集で、私も読んでみたいと思っていました。
「糸車」「藪の陰」「箭竹」の3作品紹介してました。


村上春樹さん訳の、『レイモンド・カーヴァー傑作選』

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

「収拾」「足元に流れる深い川」「ダンスしないか?」「ささやかだけれど、役にたつこと」紹介しています。
三田さん村上さんの特色である、比喩がお気に召さないようで、この作品中でも辛らつな批判されています。
だけど、翻訳だと自分の小説と違って勝手に比喩を付け加えるわけには行きません。
日本語の名手として認めているので、翻訳作品の紹介になっています。


ご自身の作品も出てきます。

桓武天皇―平安の覇王

桓武天皇―平安の覇王

私にとっての金字塔なのだ。

なんて書いています。
平安京を作った天皇ですね。


笙野頼子さんの『タイムスリップ・コンビナート』

タイムスリップ・コンビナート (文春文庫)

タイムスリップ・コンビナート (文春文庫)


多和田葉子さん『犬婿入り

犬婿入り (講談社文庫)

犬婿入り (講談社文庫)


これだけ気になる作品あると、どこかに残しておかないと忘れますね。
これから読む予定の列挙になってしまいました。


一部、本の内容も紹介します。
60Pの
7 セリフには二重の意味がある
冒頭分部引用します。

「おなか、すいたね」
「おれはすいてないよ」

この会話だけから、どんなことが読み取れるか、具体的な説明があって結構楽しめました。


私事ですが、昨日は晩のおかず(刺身にしました)買う以外は一歩も外に出ず。
朝から、布団干したり、この本読んだりしてました。
週末なのに昨日も今日もアルコール抜き(^_^)v
今から、太陽の香りのするお布団で寝ます。AM1:28です。