片腕

昨日の朝日・朝刊読書欄(手元の新聞で13P)に、筒井康隆さんが「漂流 本から本へ」という連載しています。
昨日が47回目で、取り上げていたのが、川端康成さんの「片腕」

川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

筒井さん、このように誉めていました。

 さすが東京帝國大學文學部、シュール・レアリスムの精神をよくぞここまで日本に写し変えたものだとぼくは嘆息した。現実と非現実すれすれのはざまで勝負していて踏み出しすぎることがない。

なんか、読んでみたくなりませんか?
朝から地区センターに新聞持ち込んで読んでいたので、図書室で川端康成さんの全集持って来て早速学習室で読みました。
筒井さんの引用分部も含めて、ほんと「踊り子」や「雪国」とは違った、不思議な作品。
確かに、新感覚派といわれた川端さんの本領発揮というべき作品でした。
今まで、川端さんの作品多数読んでいなかったので、驚きがありました。
読みたくなりました?
読めますよ、電子図書館に掲載されていました。
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/novel/kawabatayasunari.html
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/novel/kawabatayasunari.html
短篇なので、すぐ読めます。
筒井さんも冒頭部分引用していましたが、こんな感じです。

「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私の膝(ひざ)においた。
「ありがとう。」と私は膝を見た。娘の右腕のあたたかさが膝に伝わった。

こんな書き出しですが、恐い小説ではないので、安心して読んでください。



昨日の晩ご飯も撮ってます。

韓国産の第3のビール約82円。ゆず酒約92円。フランス産赤ワイン約360円
これだけあって、飲み代が約500円チョットですね。
チーズも手前に写っています。
黒い器の中は、自作の大根サラダです。
スライスして、刻み海苔まぶして、青じそドレッシングかけます。
簡単です。

最後にピザ、この写真撮った時、瓶にワインはなくなってワイングラスの中だけになっています。
お腹いっぱいになりました。
この後、地元の行きつけに繰り出したのですが、みんなで箱根に繰り出していて休み、
帰宅して気が付いたら、今日のAM5時。
タツで目が覚めました。
その後布団にもぐりこみました。
最初から、布団で寝たらもっと快適だったのに、もったいないことしました。(^_^;)
暖かかったので、体調はなんともないです。