金城哲夫さん

15日に放送された。

歴史秘話ヒストリア
ウルトラマンと沖縄

録画したの見ました。
1972年5月の日本復帰後、
沖縄国際海洋博覧会(1975年7月〜76年1月)開催されています。
円谷プロを退社して沖縄に帰っていた金城さん、沖縄海洋博の構成・演出を任かされています。
この本、

高等学校琉球・沖縄史

高等学校琉球・沖縄史

にも書かれていましたが、
沖縄の海洋博、道路・会場の整備等開発の資金税金も含めて沖縄に大量の資本が投下されています。

海洋博に投入された事業費は、公共投資2370億円、民間投資850億円の計3200億円余にものぼったといわれている。

しかし、開発による環境破壊もあり、投下された資金も、本土の企業に回収されてしまう場合も多かったようです。

海洋博への入用者数は、予想の500万人をはるかに下まわる350万人程度にとどまり、大手ホテル以外の海洋博をあてこんで建設された地元の中小ホテルや、民宿・土産物店などは経営不振におちいった。海洋博後は、卸・小売、建設、製造、サービスなどすべての業種にわたって企業倒産があいつぎ、物価高と失業という海洋博後遺症をもたらした。

タブン、本土に復帰して、
通貨をドルから円に切り替えたり、
道路の左側通行から、右側通行へ移行したり、
国体(1973年5月)もあったり、
沖縄の方たちバタバタしているうちに、
海洋博に向けて道路・空港・港・治水・通信あっという間に整備されて、地元の下請けは急がしいけど、今の補助金行政に通じるような、将来に向けて、有効な投資になっていない、地元の現実に合わないトップダウン。行われていますね。
お金も大きな資本のあるところに集まってしまって、地元にキチンと落ちていない。
沖縄の方たち、基地は残ったまま。
さらに、お金も目の前で大量に動いたようだけど、立派な海洋博会場に通じるインフラはできたけど、以前のままの分部との落差が大きかったのでは。
その落差の大きな部分が日常の生活場所ですよねキット。
本土復帰ってこういうことなの?
ガッカリしたのでは、
金城さんその片棒担いだことになってしまい、
本土と沖縄の狭間で押しつぶされてしまった。
お酒に酔っての事故死ですが、そんな感じ受けました。
金城哲夫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%9F%8E%E5%93%B2%E5%A4%AB


ウルトラシリーズに含まれた、金城さんの思い。
ウルトラシリーズの映像と、当時の沖縄の映像と、両方あって良い番組でした。
見ていて、「ウルトラセブン」の脚本にそういった金城さんの思いが込められている事わかりました。
確かに、「ウルトラマン」より、映像も芸術的で、内容も難しかったように思います。
でも、子供だからって、馬鹿にしないで、難しいことでも、伝える工夫をすれば、何らかの思いは伝わるのだと思います。



さて、ここから今回、チョット方向が変わってしまいます。
ウルトラセブン
思い出してしまいました。
何話だったか、いま欠番しています。
調べました。
ウルトラセブン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3
わかりました。
金城さんの脚本ではなくて、佐々木守さん。
佐々木さんも、なかなか骨のある方のようです。
佐々木守 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%AE%88
監督-実相寺昭雄さんの12話「遊星より愛をこめて」でした。
実相寺昭雄 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E7%9B%B8%E5%AF%BA%E6%98%AD%E9%9B%84
欠番の理由です。
スペル星人 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E6%98%9F%E4%BA%BA

腕時計に偽装したメカで血液を収集する。

子供のときに見たのに、このあたり記憶があります。
その後、20才前後に読んだ「カクテル・パーティー」も「沖縄の少年」も記憶が飛んでいるのに。(^_^;)
映像の力ってすごいですね。
昨日、というか12時過ぎたので今日になっていましたが、
この12話「遊星より愛をこめて」ユーチューブで動画見つけて見てました。
問題になった、「スペル星人」全く記憶に無かったのですが、腕時計から回収した血液の結晶を液体に戻すシーンも一度しか見ていないのに記憶にありました。


ウルトラセブンウルトラマンより視聴率良くなかったようですが、こうやって見られるのでしたら、金城さん脚本の作品見ようと思います。
まず、この番組でも取り上げていた、ウルトラセブンの「ノンマルトの使者」かな。
あまり有名になると、著作権とかで削除される可能性がありますので、ユーチューブのリンクはやめときます。


実は、この後ひょっとして?と思い、
東宝特撮シリーズで未公開になっている、
「獣人雪男」
全編を10個に分割されたものユーチューブで発見したのですが、
再生すると全て、

利用規約に違反しているため、この動画は削除されました

となっていました。
そりゃそうですよね。(^_^;)
でも他のところで、ダイジェスト版は見ることできました。
問題はあると思いますが、ありがたいといえばありがたいですね。
「デジタル化」とか「クラウド」とか、マニアだけでなく一般の人もこういう特殊なものでも共有できてしまう。
すごい時代になっていますね。


金城さんの番組のおかげで、以前から気になっていた、
「遊星より愛をこめて」と「獣人雪男」も見ることが出来て、
良かった。
な時間を過ごせました。