16人の反乱その後

以前書いた、続きです。
2011-02-19 16人の反乱 - なんやかんや
今日の手元の朝日・朝刊1面はこの関連記事でした。
http://www.asahi.com/politics/update/0301/TKY201103010347.html?ref=any
http://www.asahi.com/politics/update/0301/TKY201103010347.html?ref=any
asahi.comから引用します。

採決欠席処分 渡辺氏は党員資格停止、15人は厳重注意
2011年3月1日23時25分


 民主党は1日の臨時役員会と常任幹事会で、小沢一郎元代表の処分に反発して会派離脱を表明し、新年度予算案の衆院採決を欠席した議員16人の処分案を決めた。リーダー格の渡辺浩一郎氏を党員資格停止6カ月とし、残り15人は厳重注意にとどめた。

 渡辺氏の党員資格停止処分は近く倫理委員会(委員長・渡部恒三最高顧問)に諮られ、来週の常任幹事会で正式決定する。渡辺氏に党費支給停止を含む処分を科して政治的なけじめを示す一方、党内の亀裂が拡大して菅政権が弱まるのを避けるため、他の15人はきわめて軽い厳重注意で済ませた。

 岡田克也幹事長は役員会や常任幹事会で「政権を公然と批判して会派離脱届を提出し、予算案採決に欠席したのは重大な党議決定違反」と指摘。渡辺氏については「16人の代表の役割を担い、説明の求めにも応じなかった」とした。終了後、記者団には「再びこういったことが起こればさらに厳しい対応をする」と強調した。

 ただ役員会などでは「軽すぎる」「全員一律にすべきだ」といった声も続出。除籍、離党勧告などの重い処分を見送った執行部の指導力不足を指摘する声も出ている。

 菅直人首相は1日夜、記者団に「きちんと(処分)方針を決めてもらった」とし、16人について「自分たちの行動をどうされるか、考えるいい機会ではないか」と述べた。

 一方、参院議院運営委員会(委員長・鈴木政二自民党参院議員)は1日に衆院を通過した予算案の対応を協議。全閣僚が出席する参院予算委員会の基本的質疑は3、4両日に開かれる見通しだ。

私が、たまにここにも紹介している、龍さんのメルマガでは、回答者の方が、

小沢氏に近い

という報道機関のよく使う表現に対して、

近いとは、いったいどういうことなのか?
あいまいすぎる。

という趣旨の話を展開されていました。
私も同感です。
この、新年度予算案の衆院採決。
小沢さん賛成票を入れられています。
様々な近い議員さんいらっしゃいますが、今回はこの16名の行動が、一番先鋭化してしまいました。
個人的には、小沢さん支持しているわけではないのですが、
議員さんたちが、自分たちの意思で、新年度予算案の衆院採決を欠席すること肯定します。
ただ、その意図が良くわからないです。
衆参とも、民主が多数を得た安定政権の元でも、欠席したのか?
菅政権を揺さぶるための手段として、新年度予算を使うのであれば、政治的な駆け引きに国民生活を巻き込んで欲しくない。
国債が、暴落とかしたら、誰が責任をとるのでしょうか?

処分も甘い!

リーダー格の渡辺浩一郎氏を党員資格停止6カ月とし、残り15人は厳重注意にとどめた。

党議拘束にこだわる強面の岡田さん強気に行くのかと思ったら、弱気。
16人もこのあたり、想定済みだったのでしょうね。
どっちも弱気で腰が引けている感じ。
自民は、解散総選挙目標のようですが、公明が民主と手を結ぶこと警戒しているようです。
みんな腰が引けて、様子見ですかね?
私の思いは、今は政争より、時代を動かすこと。
党が大切なら、残したままでいいから、
各党の所属の議員さんたちが、今の新年度予算を成立させるために、
削ったり、増やしたり知恵を出し合って、協力して成立させて欲しいものです。
成立時、菅さんが総理であっても、なくてもかまわないし、
衆院参院とも、民主党議員さんの、棄権や反対票。
自民。公明議員さんの、棄権や賛成票。
どちらもあって、成立。
こういう画期的な予算成立やって欲しい。
たぶん、民主も自民も除名とか党籍剥奪しかできないと思います。
それをやられても、党にこだわる必要性を感じなくなる時代の到来。
どうかな?気が早いかな?
今年度予算、どんな展開になるのでしょうね。
アフリカで起こっている、民主化運動、日本は民主化されていない、議員さんが国会で起こすべきです。


ただ、国会に不便さ、当事者の議員さんたちはさほど感じていなくて、民主化なんて必要とは思っていなかったら。
どうします?