「村上春樹 雑文集」読みました。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/01/31
- メディア: 単行本
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花見に行く電車の中で、全部読み終わりました。
例によって、気になった部分、引用して検証していきます。
164P
ディヴ・ブルーベックの『タイム・アウト』もよく聞いた。これも高校はじめの頃だ。最初は例の「テイク・ファイブ」を好んで聞いたのだけれど、そのうちに他の曲が気に入って、結局「テイク・ファイブ」以外のトラックばかり聞くようになってしまった。とくに「ストレンジ・メドウラーク」とういA面二曲目の美しいバラードが好きだった。
レコード演奏のほう。
確かに、「テイク・ファイブ」有名曲ですね。
ライブです。
探すのに少し苦労しました。
「ストレンジ・メドウラーク
175P
たとえ百も二百も、世の中に「言い出しかねて」のすぐれた演奏が存在したとしても、僕が好きな「言い出しかねて」は、昔からたった一つに決まっている。
聞きたくなりますよね。
ビリー・ホリディがカウント・ベーシー楽団とともに吹き込んだ一九三七年十一月三日の演奏だ。
そのものズバリでは探せなかったようですが、
とくに楽団のアンサンブル間奏のあとに出てくるレスター・ヤングの情緒連綿たるテナー・ソロは、まさに絶品である。
ビリー・ホリディさんのボーカルで、レスター・ヤングさんがテナー吹いているようです。
村上さん、紹介していただくには良いのですが、演奏もなんとか聞きたいですね。
これ探すのに時間がかかるので、ひとまず修了。
184P
秋の夜に雨が降ったときには、そして店の中が静かなときには、僕はよくサラ・ヴォーンの歌う「九月の雨」をターンテーブルに載せた。
本当は、ライブではなくて、レコードの音そのものも探したいと思っていますが、なかなか。(^_^;)
238P
レイモンド・チャンドラーの文体を、村上さんほめまくっている文章が出てきます。
その中に、
そういう意味では彼の存在は、ジャズにおけるリチャード・パーカーの存在に似たところがあるかもしれない。
ジァズの素養のない私には、名前聞いたことあっても、どんな演奏家想像すらできません。
ン〜、この方であっているのだろうか?
全く自信が持てません。
249P
村上さんが、スティーヴン・キングをほめている文章中に、
僕はもともとラヴクラフトとかハワードの小説は大好きで、
どんな、本を書いているのでしょう、
- 作者: ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,原田雅史,森瀬繚
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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朝吹さんも、お薦めでした。
2011-02-21朝吹真理子さん - なんやかんや
あれ、この本コミックですね。
これに収録されていました。
- 作者: H・P・ラヴクラフト,大西尹明
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1974/12/13
- メディア: 文庫
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- 作者: ロバート・E・ハワード,宇野利泰,中村融
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/10/24
- メディア: 文庫
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まだ、終わらないのですが、日付変わったので、この下に時間あるときに書き足して何日かかけて完成させます。
#続き。
257P
僕は幸いなことに生まれてから一度も肩凝りを経験した事がないのだが、それでもなんとなく身体がいびつになったような気がしたものだ。そういうときには毎日体操をしたが、体操ぐらいでは間に合わないときには、ピアノに向かってバッハの「二声のためのインヴェンション」を弾くことにしていた。
ね、気になりますね。
2声のための15のインベンション イ短調 BWV784
てのもあったのですが、
JS バッハ 2声のためのインヴェンション 第1番ハ長調BWV772
リンクしました。
275P
ショーン・ウィルシーの『ああ、なんて素晴らしい!」は、原書で読んですごく面白かったので、新潮社に僕が推薦し、翻訳刊行の運びとなった。
- 作者: ショーン・ウィルシー,坂野由紀子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本
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394P
我々はしばしば「魂」について考察する。アントン・チェーホフが「六号室」の中で、アンドレイ・エフィームィチと郵便局長の会話というかたちを借りて、自らに問いかけたのと同じように。
- 作者: チェーホフ,松下裕
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/11/13
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419P
文庫本の中で、いつもと逆に僕が文章を書いて春樹君が絵を描いたことがあったんです。
この僕って人は、安西水丸さんです。
アマゾンで安西さんの文庫何冊か出たのですが、村上さんが描いた絵がどの作品かわかりませんでした。
気になる方、本屋さんで、確認してください。
以上2回に分けて書きました。
2回目は、15日〜16日にかけて書きました。
今TVでは「タモリ倶楽部」始まったところです。