自分の胸に手を当てて

今日は司法書士試験当日です。
受験される皆さん、実力が出し切れると良いですね。
それに少しだけ運にも恵まれるともっと良い。
友人が受けています。


本題です。
昨日の朝日・夕刊(手元の新聞で2面中央)

被災地の缶詰でODA「押しつけ」

の見出し。
asahi.comで発見できなかったので、本文冒頭部分引用します。

 外務省が政府の途上国援助(ODA)予算で被災地で作った魚の缶詰などを買い上げ、海外に援助物資として送ろうとしたところ、インターネット上で「放射能に汚染されたものを途上国に押しつけるのか」との見方が流布されている。同省は「汚染がないことを確認してから送ります」と強調し、魚などの安全性をチェックするなどして誤解を解こうとしている。

これで記事の1/3強です。
これを読んで思うところがありました。
けして誉められたことではないのですが、恥をかくつもりで自分の胸に手を当てて、過去に思った事書きます。


チェルノブイリ原発事故の後、ソ連だけでなく、ヨーロッパの一部分も放射能に汚染された事実報道されました。
その時、そのヨーロッパの一部分から輸入された物から放射能汚染が見つかった記事出ていた記憶があります。
そのとき私は、
チェルノブイリのだいたいの場所把握していましたが、
「東欧含むヨーロッパ産のもの買うのよそう、国産で用足りるもんね」
なんてこと思っていました。
今、福島あの状態で、海外から見て、メードインジャパン回避しようという気持ち、
自分の発想からしてわかる気がします。
まして、チェルノブイリで、東欧産危ないなんて思った感覚。
その感覚でいけば福島と東京なんてすぐ隣です。
フランスで、静岡茶放射能汚染問題になりましたね。
日本から輸出した物、検査済みだから安全と自国民に言えるのか?
たぶん、逆の立場なら、日本国だって、検査すると思う。
今私たちが食べているもの、安全なものだけ市場に出ている事になっています。
でもそれを信じていますか?
全量検査が不可能なのですから、市場に出ているものが全部安全だと言い切ることに無理がある。
それが私の結論です。
ですから、小さな子供がいる親御さんが、安全といわれている産地のもの避けることは仕方がないと思います。
避ける親も、避けない親も、誰も非難はできません。
ただ、食べるにしても、食べないにしても、どちらも選択が可能で、強制される事なく親の意思で食べ物が選ばれている事。
そこが大事。
子供に何かあったとき、東電も国も面倒見てくれるかもしれません。
でも、誰もが、何もないことを当然願っているわけです。
そのための線引きを各個人が自由に決める事は大切です。


前にも書きましたが、現在の私は、多少怪しいとは思いつつ、産地を承知で野菜も魚も買って食べています。
昨日は飲みました。
お酒はまたもや福島産。

今度のお酒は、父親が買ってきてくれたので、
値段聞いたら前回と違って1千円でおつりがこないやつのようです。
2千円前後の2本です。
つまみです。

お刺身は秋田産メバル
半額です。写真に値段写ってますね。
東北だからではなく、半額だから買いました。
自分の都合優先です。
考えてみたら秋田は日本海側なので放射能の影響は少なそうです。
売っていれば、宮城・福島・茨城でも買います。
手前に写っているのは、私も初めて食べた、
富山湾ほたるいか素干です。
メバルも歯ごたえが良かったし、
ほたるいかもお酒に合いました。
また買いたいですが、いつも売っている物ではないですね。たぶん。
昨日は暑かったので、
「お酒は常温」
の方針やめて、飲む1時間ぐらい前から、コップに2種類の日本酒ついで冷凍庫で冷やしてのみました。
美味い!
でも、やっぱり冷やすとお酒の味の差が出にくくなりますね。
暑い時は冷たいものは美味い。


話が変わったような、
ODAで被災地の物使うのは良い事だと思います。
ただいくらODAだからって、きちんと説明をしないといけません。
それでも相手が嫌がるのなら、別の産地の物を送ることを考えてもいいと思う。
押し付けると、余計怪しまれます。
理解を得て、相手国の方たちに美味しく食べていただきたいです。
そして、何より、国内で無理なく被災地の産物が消費される事。
それが大切です。
風評被害は防がなくてはなりませんが、その不安な気持ちを解消するための誠実さ正直さは求めます。
全部調査できない。
それは当たり前、仕方がない事です。
でも、不誠実さや、ウソは私も認める事はできません。
特に生産者に迷惑がかかるような事はやめて欲しいです。